NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

iOS11.0.2のバッテリー消耗速度を抑えるにはiPhone8にするしかないのだろうか???

 こんばんは。実は昨日、当ブログ記事がM&Aonlineさんに転載されました。宜しければこちらの方も御覧下さい。

maonline.jp

 さて、お話は変わりまして、昨日に続いてiOS11.0.2のお話です。(旭川医大ネタは明日以降出来るだけ早い時期に書きたいと思います)

 今日も満充電状態でiPad mini 4を持ち歩きましたが…

 今日も出かけていてiPad mini 4を持っていったのですが、9:00に100%充電した状態で持ち出したのに、18:00時点で35%にまで減っていました。昨日ほど激しい使い方はしてなかったとは思ってはいるのですが、カメラでの撮影を頻繁にしていたことや、Instagramへの投稿、GoogleMapsの利用、頻繁なツイート。(^^; あちこち移動したことも大きいのですが、半日(12時間)足らずでここまで減るようなことは今まで経験したことはありませんでした。

 旧機種のアップデートはiOS11更新のメリット<デメリット?

 こうなってくると、iOS11に最適化されているであろう(と思われる)iPhone8(またはiPhone8Plus)に買い替えるしかないのかな?と現在思案中です。現時点では「iPhone6だから?」「iPad mini 4だから?」という疑念は拭い去れません。どちらかを購入する方向で動きますので、このあたりのお話もブログ上で随時行います。<(_ _)>

 旧機種と最新機種を全く同じ条件で比較することは手持ち機器の関係上無理ですが、iPhone8(またはiPhone8Plus)とiPad mini 4のように、発売当時iOS11でなかった機種と最新機種との比較で何か見えてくるのではないかという期待はしています。比較レポートも随時行って行きますので、お付き合いのほど宜しくお願いいたします。

iOS11.0.2のバッテリー消費が異常に速いと感じた件

 こんばんは。他にもいろいろ書きたいことはありますが、ひとまず今回はiOS11.0.2についてです。

 今日(日付が変わったので「昨日」ですが)は朝からお出かけでした。そこで、iPad mini 4をフル充電して持ち歩きました。iPhone6は既にバッテリーがアウトな状態なので、ここではほとんど使わないようにしてました。

 これはこれで置いておくとして、iPad mini 4がiOS10時代に比べてどれほどバッテリーを消耗するようになったのか?という点について少々書いてみることにします。

 ちなみに先日書いた記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

多少の消耗速度上昇は覚悟してましたが…

 いやぁ、これが予想を大きく上回る残念な結果になってしまったんですよね。(^^;

 朝9:00に家を出て、カメラで画像撮影しまくったり、radikoで朝のラジオを聴いたり、Twitterでツイートしまくったり、GoogleMapsで時々地図を見ながら移動したり…といった感じでした。それと、目的地までバスで1時間半ほど移動したこともあり、基地局が頻繁に切り替わるということも影響しているかとは思います。(さすがに3Gにはならなかったですが)

 戻ってきた19:00頃にはiPad mini 4君のバッテリーは、なんと7%にまで減少していました!今までiPad mini (無印・2・4)を使っていて、たった10時間ほどで同じような使い方をしていて、ここまでバッテリーの消耗速度が速いケースは初めてです。カメラ機能が激しく消耗するのか、GoogleMapsがGPSを使うこともあって、バッテリー使用量が多いのか、このあたりまで特定は出来ていません。Wi-Fiが使える環境下でも試してみましたが、Wi-Fiに切り替えたからといって、消耗速度が緩やかになるという感触は得られませんでした。

 特定のアプリ使用時や、4G通信時に激しく消耗するとかいうように、原因が特定出来る感じではありませんでした。もしかすると、iPhone8/8Plusだと最適化されていたりして、また事情が異なるかもしれません。(iPhone8購入は不可避なのかなと思っています。現iPhoneが不調ですし。(^^;)

 もう少し11.0.2について観察して行きます。

 

今晩改めて記事を書く予定です。

 こんばんは。今日は余裕がなかったものですから、記事が書けていません。m(_ _)m

(日付が変わりましたので、「今晩」記事をアップする予定にしてます)

 ちょうど一昨日にM&A Onlineの編集者の方から記事転載依頼がありましたので、そのあたりのお話も少し書ければと考えているところです。

 ということで、もうしばらくお待ち下さいませ。m(_ _)m

 

旭川医大×NTT東日本の件をもう少し掘り下げてみます

 こんばんは。旭川医大での電子カルテシステム導入頓挫に関する一連の流れをまとめた記事です。ITproの記事からです。

 なお、2ページ目以降は会員登録(無料)の上、ログインする必要がありますので御注意下さい。

itpro.nikkeibp.co.jp

 この記事を読む限りでは、旭川医大側にいろいろと非があるように取れます。無茶振りや、モンスタークレーマーのような振る舞いが垣間見えます。上から目線の要求を幾度となくベンダ側に強要している事実が列挙されていました。

 「無料で追加要求」はしてはいけないし、受けてもいけないと思う

 「追加要求が際限ない」というのも他業界では考えにくい、IT業界特有の代物なのかなという印象があります。たとえば、カレー屋に入ってビーフカレーを頼んだのに、後から卵や海老フライやミンチカツを追加するようなものです。しかも「無料で」と迫るという。一軒家を建てる場合に、希望を伝えて2階建て住宅を作っている最中に「地下室も欲しいし、3階も追加して!」と言って受ける建築事務所はまずないと思います。そうなった場合には、御破算になってもおかしくないですし、発注側に高額の追加料金の請求が行くだろうと思われます。しかし、IT業界ではそういう風になるケースは稀です。なので、今回のようなケースは貴重なのかなと受け止めています。

 どうも日本には「形のないもの」に対するリスペクトがないことが大きな原因なのではないかと思えてなりません。

 今回の問題点を列挙してみました

 このへんはシステム導入を行う業界を問わないものか、医療機関特有の事情によるものとが混在していますので、話が見えにくくなる面があります。

 ここで考えられることを列挙してみました。

  1. 電子カルテシステム(部門システム含む)は数億〜数十億の高額商品である
  2. なので、ベンダ的には1病院で成約するしないが大きく明暗を分ける
  3. 医療は人命を直接左右し得る業務である
  4. 医療情報はかなりセンシティブな個人に係わる情報である
  5. ベンダ側に医療従事者としての経験を持ったSEや営業がいない
  6. 医療機関側がベンダを下に見る傾向にある
  7. 院内で医師が絶大な権力を手にしてしまっている
  8. 医療機関とベンダが対等な関係になっていない

 順不同ですが、ベンダ側の立場が弱いということが大きそうです。そして、受注側である医療機関側に「ベンダと一緒に最高のシステムを作る」という発想がないことでしょうか。「俺は客だから、俺の求めるものを持って来い。でも、俺が気に入らなかったら作り直しな。」というような態度が滲み出てしまっているのが拙いでしょうね。

 あくまで対等な立場で「自分たちにとって最も使いやすいシステムを構築する」という発想を医療機関側が持つことと、ベンダ側も医療のプロを自社に抱え込むこと、そして卑屈にならないことの3点でしょうか。

 このへんをさらにもう少し考察して行きたいと思います。

<たぶんつづく…>

iOS11.0.2にアップデートしてみましたがバッテリーの持ちは(ry

 こんばんは。旭川医大問題に関しては、いろいろと思うところがありますので、明日以降さらに続きを書く予定です。少々お待ち下さい。

 今日はタイトルにもありますように、iOS11.0.2がリリースされたということですので、早速アップデートしてみました。バグフィックスであると同時に、セキュリティフィックスでもあるようです。詳しくはこちらを御参照下さい。cnet japanからの記事です。

japan.cnet.com

 「一部のiPhone8及びiPhone8Plusでは雑音が入る問題を修正」と最初に出ています。まぁ、私自身はiPhone8でもiPhone8Plusでもないので無関係ですが。(^^;

 それにしても、今回はマイナーアップデート間隔がえらく短いような気がします。かなり焦って(iOS11を)出したんだろうなという気がしなくもないです。S/MIME暗号化メールの添付ファイルが開けないという問題を解消したとありますが、なんかメール周りに問題が多かったような気がします。11.0.1では確かOutlook関連のバグ解消をしていたかと思います。

 で、最も気になるバッテリーの持ちですが、この記事にもあるように「言及してないので期待するな」とのことのようです。先ほどiPhone6iPad mini 4を11.0.2にアップデートしましたが、バッテリーの持ちは改善された様子は特に見られません。特にiPhone6に関しては、バッテリーが瀕死状態なので、ちょっとでもマシになってくれれば、なんとか少しの間でもしのげないかなと思いました。が、その期待も空しく裏切られそうです。(^^;

 この記事にもあるように、どうやら11.1まで待たないといけないような雰囲気ではあります。

 上述ですが、現在iPhone6のバッテリーを本当にだましだまし使っている状態で、iPhone7なりiPhone8なりに買い替えるかなと思案中なのです。iPhone8にするか、カメラの性能を考慮して8Plusにするか…。在庫確認をしてApple Storeに足を運ぼうかと画策中です。しかし、先立つものが…。(^^;

(このあたりの話も書いてみますので、しばしお待ち下さい。と、旭川医大関連ネタは明日以降改めて続きを書きます。) 

医学部卒≠医師でなくても良いのでは?〜旭川医大事件(!?)を受けて〜

 こんばんは。昨日の続きをもう少し書いてみようかと思います。昨日の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 「医療機関側にはITのプロが、ベンダ側には医療のプロがいないよね。お互いの専門分野のプロを雇えば見事解決なんじゃないの?より良い電子カルテシステムが出来るんじゃない?」というような趣旨で書きました。

 しかし、こういうことを言うと、「医学部学生1人当たりかなりの税金を注ぎ込んでいるんだぞ。医学部卒業生は医師にならないのは税金の無駄だ!」というような意見が出て来るかと思われます。いや、実際出てきましたね。昨春、医学部卒の学生がTBSに入社したことが話題になりました。以下はYahoo!ニュースからです。

news.yahoo.co.jp

 「医学部を出たんだし、医師にならなければいけない」というのもあまりに短絡的なんじゃないかと思います。医学部で得た専門知識を直接活かす医師になるという選択意外に、間接的に医学・医療を支えるという考え方はあるはずです。野球で言えば、みんながみんな選手にならなくてはいけないわけではないと思います。コーチでもいいでしょうし、監督もありでしょうし、球団運営側でもいいのかもしれません。

 そういう意味では、電子カルテベンダに医師免許を持った医学部出身者がSEやコンサルとして働くことは決して無駄なことではないと思います。むしろ、医療従事者にとってより使いやすい「医療従事者にやさしい電子カルテ」が世に出る可能性が高くなります。昨日も書きましたように、開発側と利用側に立ちはだかる大きな壁があります。この壁を壊すためには、開発側から風穴を開けるには医師の力が必要だと思います。(利用側からは医療情報系の学位持ちの力で風穴を開ける必要があると思います)

 医療従事者にとって使いやすい理想的な電子カルテが出来れば、医療の質向上にも寄与するでしょうし、地域医療連携もスムーズに行くかもしれません。医療機関の労働環境改善に寄与することも考えられます。現状では、「システムに詳しい」とされる医師の方々の涙ぐましい努力によって支えられています。こういう方々が開発サイドに行っていただければ、きっと今までとは違った電子カルテが出来るような気がします。

 そのためには、ベンダサイドが高給でのヘッドハントだけではなく、「医学部卒業生が必ずしも医師になる必要はない」「周辺部分から間接的に医学・医療を支えることも十分な価値がある」という認識がもっと広まることを期待します。

 現状ではIT系職場の待遇が低すぎるという問題がありますから、改善に向けた一歩につながってほしいものです。

 

受注側に医師を・発注側に情報系学位持ちをSE等として雇用するという提案

 こんばんは。旭川医大ネタの続きになります。一昨日書いた記事がこちらになります。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

相手側分野のプロが不在という悲劇

 発注側(医療機関)と受注側(ベンダ)との相互理解が必要なんですが、それが出来てないという点が最大の問題かと認識しています。以前も書きましたが、ベンダ側に医療のプロがいません。いるのはITには明るいものの、医療現場の経験は皆無といったエンジニアです。医療機関側には医師を筆頭に、看護師・コメディカル・事務職員を含めた医療のプロは存在します。しかし、ITのプロは存在しません。パソコンにちょっと詳しいレベルの事務職員が担当しているケースが多いのではないでしょうか。仮にプロと呼ばれる人がいたとしても、組織側が使いこなせないという問題もあろうかと推察します。

 今回の一件では、医療機関側とベンダ側との間にどうしようもないほど大きな溝が存在することがはっきりしました。この上にIT業界独自の問題も乗っかっています。もしかすると、この問題が解決すると、他業界のIT化にも応用できるのかもしれません。

 電子カルテベンダはITに強い医師・看護師をコンサルやSEとして雇うべし!

 ベンダ側は「医療業界に関する知識があるSEがいる」と言っても、医療情報技師を持ったSEがいるというのが関の山でしょう。実際に医療従事者として働いたわけではありません。どうしても机上理論に終始しがちになります。そこに医療従事者である発注側医療機関がツッコミを入れてくると。「医療現場を分かってない!」という話になり、追加要望の嵐になったということでしょう。

 こうツッコミを入れられると言い返せなくなり、発注者側の言いなりになってしまうという結果に陥ってしまうのではないかと推察します。これを解消するには、ITに強い医師や看護師をヘッドハントする必要があると思います。(今回は長くなりましたので、このへんについては別の機会にもう少し書いてみようと思います。)医療現場経験のある人がかかわるのですから、こんなに頼もしいことはありません。ただし、高給を提示しないと来てくれませんよw

 これが定着すれば、IT業界全体の底上げにつながらないかという淡い期待もあります。(^^;

 医療機関には情報系博士号持ちのSEを雇うべし!

  今度は医療機関側です。ベンダ側から見た場合、「きちんと自分たちの要望をまとめ切れないだろ!何がしたいのか分かりやすく伝えろ!」という気持ちがあるのだろうと推察します。相手は医療のプロではあるが、ITに関しては素人ではあります。ここでどうしても齟齬が生まれて、中途半端な代物が出来かねません。無理な要望を吹っ掛けられることもあるでしょう。「SEなんだからちゃちゃっと出来るでしょ?」的な無理解な言葉を投げかけられることもあると思います。

 相互の無理解(理解しようにも、完全に異分野でどうにもならない)が障壁になっていますから、医療機関側の要望を上手くまとめてベンダに伝え、ベンダの要望も上手く噛み砕いて自組織内に伝えるという役目を果たす人材が必要になります。

 そのためには、情報系のプロを外部から招へいしましょう。出来れば医療情報学で博士(医学)を取得した人がいいのですが。工学や情報学でもいいと思います。

 雇用後は、組織内部で事務仕事を優先させて本来の専門性を発揮出来ないようにしてしまわないようにする、そして、医師と対等の権限を与える必要があるかと思います。これが出来ないと絵に描いた餅になってしまいます。

 お互いに相手の領域のプロを雇えば幸せになるんじゃないだろうかという提案でした。