楽天モバイル新プランの落とし穴
こんばんは。楽天モバイル新プランに関して少し書いてみます。先日書いた記事にも予告してましたので、まずは楽天モバイルネタから。
先日の記事はこちらです。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
以下のような段階性料金となっています。
- 0~1GBまで0円
- 1~3GBまで980円
- 3GB~20GBまで1980円
- 20GBover2980円
「1GBまでなら0円」というのは、たいへん衝撃的でインパクトのある内容でした。「1~3GBまでなら980円」というのもまたインパクトがありました。3GBまでの小容量プランだとMVNO潰しとも取れる料金設定ですね。
…と、ここまで見ると「楽天モバイルなかなかやるやん♪」と受け取れます。
ただ、これも「自宅や勤務先や学校が自社回線エリア内である」という前提条件付きになります。現在、楽天モバイルは基地局整備を急ピッチで進めてはいますが、それでも人口カバー率が73%程度だと聞いたことがあります。自社回線エリア外の場合は、パートナー回線(au回線)でカバーしています。しかし、これが5GB制限があります。これを越えると1Mbpsでの低速通信となります。(高速モードでの通信をしたい場合は追加料金発生となります)
さて、ここからが問題です。パートナー回線しか使えないエリアだと、3GBまではいいのですが、3GBを越えると1980円になりますね。5GBまでしか高速モードで使えないということを考えると、3GB~5GBの利用で比較した場合、サブブランドの料金プランの方が安いということが起きます。パートナー回線利用だと割高になってしまいます。
さらに、5GBを越えると1Mbpsでの低速通信になってしまい、このまま20GBを越えてしまうと2980円取られてしまいます。しかも低速モードのまま。高速モードを利用するためには追加料金を支払わないといけません。結果、割高なプランということになります。楽天モバイル自社回線エリア外の場合は、この点に十分注意した上で検討した方が良いと思います。(自社回線エリアに入るまで待つというのも選択肢の一つかと思います)
他には、iPhone・iPadでの利用に際して、自社回線なのかパートナー回線なのかが分かりにくいという点があります。iOS14.4/iPadOS14.4になってから、自社回線<-->パートナー回線の自動切換えが出来るようにはなりましたが、完璧ではないという点があります。電波強度の関係で、自社回線エリアなのにパートナー回線を掴んでしまって、5GBの枠を無駄に消費してしまうということも考えられます。
慌てず、今一度確認の上、検討・申込をされることをオススメします。