NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

docomoが新プラン「ahamo」発表の影響

 こんばんは。パスワード付きzipファイル関連のお話を書こうと考えていたところに、docomoが新プラン「ahamo」を発表してきたというニュースがありましたので、そちらを取り上げることにします。<(_ _)>

 以下は日経xtechの記事からです。

xtech.nikkei.com

 20GB月額2980円という料金設定は、明らかに楽天モバイルを意識したものでしょう。この料金設定が「楽天モバイル潰し」「MVNO潰し」と言われているようです。

 auSoftBankが本体は値下げプランを出さずに、サブブランドであるUQmobile及びY!mobileで安めの20GBプランを出してきておしまいとしようとしてきたかのように受け取られています。武田総務大臣の会見からも「メインブランド本体で安いプランを出して来いよ。分かってるやろな!?」という空気を読んで忖度して出してきたのでは?と見ています。

 「本来、これはサブブランドとして出したかったんだが、そうも行かなくなり、慌てて出したんだろうな」という風に受け取れました。会見でも「サブブランド」という風には表現しないように細心の注意を払っているようにも映りました。

 20GB2980円だと、MVNO各社の大容量プランよりもコスパが良さそうに見えます。しかも、5分以内ならかけ放題というのも、MVNOにとってはなかなか厳しいものがあります。(これをやられると太刀打ち出来ない)

 同じ2980円(現在は1年間無料ユーザーのみの状況)でも、自社回線の電波状態がお世辞にもいいとは言えない楽天モバイルとしては、かなり厳しいものになるでしょう。

 ahamoのサービス開始が来年3月とのことですから、楽天モバイルの無料期間が終了したユーザーがahamoに雪崩を打って…という展開も十分考えられそうです。

 ahamoに関しては、長所ばかりではなく、落とし穴も存在するようですので、その点を見極めないといけません。

 このままだと、楽天モバイルMVNO各社にとっては、かなり厳しい戦いになりそうです。対抗策が出てくるのかどうかは気になるところです。

(注:日本通信が「MVNOを代表して、ahamo対抗プランを出す!」ということで、月1980円のプランを発表しました。)