NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

iPhone SE 2からiPad mini 5に楽天モバイルeSIMを移行させてみました(2)

 こんばんは。先日の続きになります。こちらはiPhone SE 2のeSIMからiPad mini 5のeSIMに移行させた様子を書いた記事です。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 iPad mini 5のeSIMに移行させてから2週間が経過しました。この2週間で得られた使用感について書いてみることにします。

1) 楽天モバイル自社回線を掴みやすくなっている

 これは筐体の大きさに影響するのでしょうか。内蔵されているアンテナの大きさが違うのでしょうか。自宅近辺でiPhoneではパートナー回線(au回線)になっていた場所でも、iPadでは楽天モバイル自社回線(以下:自社回線)を掴んでくれます。

 自宅からの徒歩圏内ではiPad mini 5を使う限り、自社回線を掴んでくれます。そういう点ではiPad mini 5に移行させたことは正解だったと考えています。

2) iPhone側のバッテリーの持ちの問題が改善された

 これは単純にiPadの方がバッテリー容量が大きいということもあります。それ以外にiPhoneiPadのモバイルデータ通信の挙動の違いもあります。

 前者の場合はデータ通信において、物理SIMとeSIMのキャリアのどちらを優先させるかを選択出来ます。さらに、優先させた側のキャリアが使えなかった場合、もう一方のキャリアに切り替えるかどうかの選択が可能です。

 後者の場合は少々事情が異なります。物理SIMとeSIMは並行利用出来ません。完全切替式です。手動切替なので、その分余分な電力消費を回避出来るということになります。現時点ではiPhone側を物理SIMのみで運用しています。その関係で、バッテリー消費は抑えられました。

3) iPadでSMSが使えるようになった

 実は結構これが大きいと個人的には思っています。iPadにはiPhone同様、「メッセージ」アプリがあります。iPadのメッセージアプリはiPhoneと紐づいている必要があります。Apple IDと紐づいてないと使えません。データ通信SMS対応SIMや音声対応SIMが挿してあっても、そのSIMの電話番号でSMS送受信は出来ません。

 iPad楽天モバイルのSIMを挿し、Rakuten Linkをインストール&設定しておくことでSMSが使えるようになります。ただし、Rakuten Linkアプリ内での受信になります。iPadOSデフォルトでインストールされるメッセージアプリでは使えません。

4) 付与された電話番号で通話が出来なくなった

 これはある意味当然ですね。iOS・iPadOS用にRakuten Linkがリリースされた直後2~3日程度は使えたというようなツイートやブログ・動画が上がっていました。

 Rakuten Linkで電話しようとしたら即断されました。付与された電話番号に電話してみても、つれないアナウンスが流れてつながりません。orz

 これについては、もう少し調べてみて工夫の余地がないか探ってみます。

 4) の解決策を探ることと、IIJmioのeSIMを利用するために、楽天モバイルのSIMをeSIMから物理SIMに移行させる予定です。

 「iPad楽天モバイルのSIMを使う」は引き続き追って行きます。