規制改革推進会議で携帯電話中古端末市場についての議論
こんばんは。今回は携帯電話中古端末に関する議論がなされたとのことです。日本経済新聞の記事からです。
規制改革推進会議でも携帯電話料金に関して、値下げに関する議論がなされました。その中で、中古端末流通に関しても活性化すべきとの議論がありました。中古端末は多くはキャリアが回収して、そのまま海外市場へ流れることが多く、国内で出回らないということが背景にあるようです。
それに加えて、ユーザーも中古市場に目を向けることが少ないのもあるのでしょう。向ける人もおられますが、全体からすると少数派のようです。そして、キャリア側も持ち込み中古端末を歓迎しない空気というものがあるようです。「回線契約のみ」というのを様々な理由をつけて嫌がるということもあるようです。儲けが少なくなるということも関係しているのでしょうか。MVNOだと回線（SIM）のみの契約も普通に行われています。MVNOユーザーの絶対数はキャリア（MNO）での契約者数に比べれば圧倒的に少ないです。その影響もあり、「端末と回線はセットで契約」という思い込みもありそうです。
なので、「端末と回線利用料金の分離」ではなく、「端末のみの購入や、回線（SIM）契約のみを普通に行えるようにする」ということと、「SIMロックフリー端末の入手経路（販路）拡大」がセットで行われるべきなんじゃないかというのが個人的見解です。そして、MVNOの利用者拡大も課題なのかもしれません。
