モバイルバッテリー性悪説にならないことを祈りつつ
こんばんは。先週金曜日に東北新幹線車内でモバイルバッテリーから煙が出て、当該列車が大宮以遠運休になったという事故がありました。Yahoo!ニュース(朝日新聞)の記事からです。
モバイルバッテリーから煙が出たとのことですが、リチウムイオン電池だと思われますので、扱い方(製品ロットによっては品質が低いことにより)発煙・最悪発火が起こり得ます。発煙したモバイルバッテリーを所持していた乗客がどのような扱いをしていたのかは不明ですが、リチウムの性質として、禁水性があります。水と反応すると水素を発生し、爆発を誘発します。リチウムイオン電池で発煙・発火を起こさないように、保護回路が組み込まれていますが、これらが正常に動作してくれているかどうかという問題もあります。
リチウム自体の危険性もありますが、モバイルバッテリー個体の問題である可能性もあります。いずれにせよ、リチウムイオン電池によるモバイルバッテリーの普段の取り扱いには十分注意が必要です。
そういう点では、AC電源コンセントが整備されているカフェの場所をあらかじめ調べておいて、AC充電器を持ち歩くようにしておくのもアリでしょうね。少なくともモバイルバッテリーによる発火・発煙リスクは回避できます。
他にはニッケル水素電池も使える乾電池式の充電器を購入しておくのも一つの手かもしれません。ここで注意が必要なのは、単3電池2本タイプの充電器はガラケーしか充電出来ません。スマホを充電するためには、単3電池4本タイプの充電器でないといけません。ニッケル水素電池だと、購入先の量販店などにリサイクル用の回収ボックスがありますので、後始末も楽ではあります。ただ、容量的にはリチウムイオン電池よりも小さいという点は御承知おき下さい。
今回の事件を踏まえてモバイルバッテリーの取り扱いには十分御注意下さい。