LINEモバイルの苦しい台所事情
こんばんは。今日はLINEモバイルについて少し書いてみることにします。以下の記事は日経XTECHからです。
先日、LINEモバイルがSoftBank傘下に入るというニュースが報道されました。この件について以前記事を書きました。こちらです。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
SoftBank入りする前から相当経営が苦しかったようです。やはり最も影響が大きかったのは、SNSカウントフリー機能だったと推測されます。予想以上にSNSカウントフリーを利用するユーザが多かったということでしょうか。差別化しにくいMVNO市場において、SNS利用に関して契約容量対象外とすることは集客効果はあるかもしれませんが、経営を圧迫することになるのは間違いありません。ある意味麻薬みたいなものだと言えそうです。あまりにも利用する人が多いと、カウントされずとも「遅い」「つながりにくい」というようなクレームが出て来ることは容易に想像がつきます。
ここで帯域を増強すると、コスト上昇要因→経営圧迫につながります。かといって、帯域を絞り込んだり、「通信の最適化」を実施したりすると悪評が立ってしまうという問題があります。
どちらを選択しても確実にいばらの道になることは明白です。にっちもさっちも行かなくなって、SoftBankに救いを求めたということなのでしょうか。
しかし、その代わりにOCNを敵に回してしまったことで、失うものも多かったのではないかと推察します。すぐにSoftBank回線のMVNOになるというわけにも行かないでしょう。現ユーザはdocomo回線であることを前提に利用しています。SIMロックフリー機ならともかく、docomo回線用にSIMロックのかかった端末を使っている場合は少々厄介でしょうね。その端末がSIMロック解除義務化前の端末だと…。