楽天が第4のMNOとして認可されました
こんばんは。6日に楽天が第4の携帯電話事業者として認可されたという報道がありました。NHKの記事からです。
以前から言われていましたが、「本当に参入してくるのか?」「6000億円の投資で既存大手3社と張り合えるのか?」等々、いろいろ厳しい意見が聞かれました。私も正直どうなんだろうと思っていました。今年12月からサービスを始めるとのことですが、さすがに財力的にも設備的にも間に合わないとのことなので、回線を借りる交渉を進めているそうです。以前に書きましたが、サービス開始時点では東京23区内と大阪市内のみ自前設備で、他は他社の回線を借りるのでは?と睨んでいます。あと8ヶ月で本格的サービスインは厳しいでしょうね。因みに以前の記事はこちらです。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
ここで問題になってくるのは、現在展開している楽天モバイルはどうなるんでしょうか?回線を借り受けるという風に上で書きましたが、MVNOでいる場合とMNOとして事業を行う場合とでは回線使用料が変わってくるのではないでしょうか。docomoも「申し出があればローミングを拒否しないが、同じ土俵に上がって来るとなると事情が変わってくる。」というような発言があったように記憶しています。現状の楽天モバイルユーザにとっては値上げもあるのではないかと推測しています。運用コストを考えても、MVNOと同じ料金体系ではサービス提供は不可能なのではないかと見ています。
費用的なこともあるのですが、サービスを提供するにあたって、周波数割り当てがどうなのかという話になります。こちらはimpressの記事です。
1.7GHz帯の40MHz幅が割り当てられたということのようです。どれぐらいのサービスエリアが確保出来るのかという点も気になります。
MVNOはオーバープレーヤー状態ですから、各社生き残り策を模索している状態です。FREETELは楽天モバイルに吸収され、BIGLOBEはKDDI傘下に、IIJmioはフルMVNOに。その中、楽天モバイルは敢えてMNOへの道を選びました。さて、これから各社明暗がどのようになってくるのでしょうか。