NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「ギークなジジイ」になりたい

 こんばんば。今回はショートバージョンです。<(_ _)>

先日、Twitter上で「ギークな美女がプログラミングに夢中な理由…」といった記事が日経トレンディに取り上げられていました。「美女が」という表現が問題になり、「女性たち」に変更になりました。その記事がこちらです。

trendy.nikkeibp.co.jp

 「ギークな美女が」という表現に対して、「いかがなものか」的なコメントが多かったように見受けました。逆に「ギークな美男子が」というのもどうかという話にもなります。これらは個人の外見を云々言ってるところが拙いのだろうと思います。

 「女性たち」という表現に変更して一件落着したようですので、これはこれでいいと思います。これとは関係なく、自分自身のことに置き換えて、ふと「ギークなジジイになりたい!」と思いました。勉強したり努力したりすることを怠った時点で、あっという間に置いて行かれますし、常に現役でいたいという気持ちが強いです。

 最近は中高年男性が元気がないように思えます。特に定年後の男性は。目的がなくなってしまうのか、急にしょぼくれてしまうケースが多い印象があります。

 常に前向きでいたいと思う気持ちから、「ギークなジジイを目指したい」と。そうなることで、少しでも中高年男性の励みになればなどと思ったりします。「こいつでもなんとかなってるんだし、俺も少し頑張ったらこいつを越えることも十分出来るよな。」ぐらいに思われれば嬉しいなと思った次第です。

 「ああ、もういいか。これで…。」と思った時点でGAME OVERなんじゃないでしょうか。やりようによっては十分活路はあると信じています。全く関係ない話からですが、「もうちょっと自分なりに頑張ってみよう!」と思えたエピソードでした。

京阪特急プレミアムカーをNW屋目線で捉えてみる

 こんばんは。京都に行く用事があったので、京阪特急プレミアムカーに乗りました。少々出遅れ気味ではありますが、少し書いてみようかと思います。車両そのものや内装に関して等は既に詳しい鉄道ファンの方々が書いておられるので、そちらに譲りたいと思います。ここでは、NW屋視点で感じたことを書いて行きます。

 大阪ー京都を電車移動する場合のルート(乗換なしの前提)

 大阪ー京都間の電車移動には4種類の手段があります。(大阪難波大和西大寺ー京都という近鉄ルートもありますが、乗換もあり、時間がかかる上に割高ですので、現実的ではないために選択肢から外します、)

  1. JR京都線(大阪ー京都)
  2. 阪急京都線(梅田ー河原町
  3. 京阪本線淀屋橋出町柳
  4. JR新幹線(新大阪ー京都)

 4.は割高になりますので、わざわざ使う人は少ないだろうということで、ここでは除外します。1.で約30分、2.で約45分、3.で約55分程度(列車による若干の変動あり)です。もちろん、距離的には1.<2.<3.なので、割り引いて考える必要があります。

 停車駅数や速度の関係や割引切符の関係でJRを使うことが私の場合は多いです。しかし、新快速は常に混雑してます。京都駅から下り新快速に乗ろうとすると、滅多に座れることはありません。(15分待てばいいのかもしれませんが、座れる保障がありません。)同様に、大阪駅で上り新快速に乗っても滅多に座れません。昔、同区間を含む形で通勤していた頃は、どうしても座りたい場合には在来線特急の自由席に乗りました。

 阪急京都線特急もいいのですが、特急停車駅が大幅に増えてしまい、体感速度が低下した印象があります。京阪電車は大阪側のターミナルが梅田ではないので、少々使いづらいです。

 そのような理由で、京阪特急に乗る頻度は低いです。しかし、プレミアムカー連結後の評判がすこぶる良いこともあり、気になったので、京橋ー三条間往復時に試してみました。IT関連以外の感想等は後日レポートする予定です。

 実際にプレミアムカーに乗ってみました

 京橋から乗り、三条までの45分程でしたが、AC電源コンセントにノートPCを差して充電してみました。特に充電も問題なく行うことが出来ました。Wikipediaによると、許容電流が2Aということがありますので、iPadの急速充電用アダプタは厳しいと思います。スマホ充電用を想定した作りになっているのでしょうね。最大乗車時間は55分ほどですから、帰りに乗るまでの間持たせるには十分かもしれません。

 そして、Wi-Fiですが、Wi-Fiを有効にしていると、「 KEIHAN Free-WiFi」というSSIDが表示されます。これを有効にすると、メールアドレス認証またはSNSアカウント認証を要求される画面に遷移します。ここでどれかの方法を使って認証することにより、インターネット接続が出来るようになります。なお、これは1日90分で何回でも利用出来るようです。この時間であれば、往復乗車しても多くの場合はずっと使えそうです。

(1つの機器で認証が認証出来れば、他の機器でも使えますので安心です)

 登録時に「無線区間は暗号化されません。VPNなどをお使い下さい」というメッセージが表示されます。そこで、スマホVPNアプリ「Norton WiFi Privacy」を使ってみました。他のFreeWi-Fiと違って、比較的安定してつながりました。

 モバイル環境は◎です

 結論ですが、「モバイラーにとっては、たいへん使い勝手のいい環境」だということが分かりました。補足ですが、車内乗務員にお願いすれば充電器を借りることが出来るようです。(このへんも好感が持てますね)総合的に考えて、モバイル機器利用を重視するのであれば、400円/500円の出費は十分割に合うという印象です。

防災の日に改めて防災について考えてみる(3)

 こんばんは。前回の続きになります。インターネットや電話以外の情報収集手段ですが、最後は古典的なアイテムになります。通信となると、相手がある以上どうしても輻輳が起き得ます。となると、最後は放送に頼ることになります。

 テレビ・ラジオが最後の手段になるかと思います。放送は字の通り、「送りっ放し」です。とりあえず電波が受信出来ればOKですので、スマホタブレットでインターネット接続出来ないという場合でも十分役に立ちます。

 最近はワンセグがありますので、電力消費の少ないテレビもあります。主流は内蔵バッテリーですが、中には乾電池駆動タイプもあります。

 こちらです。ロジテックが販売しているFM/AMチューナー内蔵ワンセグテレビです。テレビ視聴だけでも連続18時間となっています。ガラケースマホに内蔵されているワンセグチューナーで受信することも出来ますが、貴重なバッテリーを消耗してしまい、肝心なときに電話やメールが受信出来ないということになります。

 そういう意味では、乾電池駆動のワンセグテレビを使って、ラジオ・テレビで情報収集して、スマホのバッテリー消費を最小限に抑えるのが賢明かと思います。

 ラジオに関しては、ソニーのライターサイズラジオが良さそうです。単4電池1本で動きますし、ワイドFM対応ですから、結構使い勝手はいいと思います。

www.sony.jp

 ただ、東京や大阪だとFMプリセット7局は少々少ないような気がします。ワイドFM3局分増えましたしね。(^^; このへん、もう少し頑張って下さい、>ソニーさん

 あと、乾電池ですが、災害時になると一般的に使われている単3・単4電池から先に売れて行きます。コンビニに行くと、見事に単3・単4電池が在庫切れです。ですので、単3・単4電池をそれぞれ2パックずつぐらいは用意しておくのがベストです。(1パックでもいいと思います)

 「ならば、単1電池は売れ残っているのか?」というと、実はそうでもなく、懐中電灯用の需要があります。ですので、こちらも災害時のコンビニでは単3・単4電池ほどではないですが、在庫わずかということもあります。

 なので、単2電池は売れ残っていることが多いですw ちなみに単2電池を使うラジオというと、こちらになります。

www.sony.jp

 もちろん、単2電池もストックはしておく必要がありますがw

 他にも可能であれば、充電式ニッケル水素電池もあるといいかもです。単3電池、単4電池タイプと充電器があれば、電気が復旧すれば充電出来ます。それまでのつなぎに乾電池を使うという割り切りも大事でしょうね。

 最後に手回し充電ラジオです。手回しでライトやラジオを鳴らすことが可能です。一応ガラケースマホへの充電も可能ですが、さすがにしんどいです。(^^;

 試してみましたが、2~3分回したぐらいではどうにもなりません。乾電池を装着して充電することも可能な機種もありますので、乾電池充電器の代わりにするという手もありそうです。(^^;

 コンビニなどで売っている乾電池式充電器同様、あくまでつなぎと割り切る必要はあります。

 それだけでなく、スマホタブレット充電用にLightingケーブルや、MicroUSBケーブルの予備は忘れないようにしておきたいところです。(ガラケーの場合は変換コネクタも忘れずに)

 モバイル機器の周辺グッズは常備しておくと安心ですよね。

スマホのVPNが使えないFreeWi-Fiが多くないだろうか?(2)

 こんばんは。前回の続きになります。(1)はこちらになります。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 格安SIMを使っていると通信量を抑えたくなりますよね

 MVNOのSIMを使っていると、月間通信量の上限が気になりますよね。なんとか低速になることを回避したいですよね。しかし、キャリア3社のように、自社ユーザー向け無料Wi-Fiが使えません。「Wi-Fiが使える」と謳っているケースもありますが、実際はほとんど使い物にならない(使える場面があまりにも少ない)ということが多いです。

 で、FreeWi-Fiの誘惑に負けそうになります。しかし、無線区間が暗号化されていないので、盗聴のリスクはありますよね。そこで、VPNアプリを使おうとしたのですが、どうも使えないことがある…というところまで前回書いたかと思います。

 そこで、少しずつですが調べ始めています

 まずは手始めにDoSPOTについて試してみました。結構JR駅構内で見掛けることが多いです。大阪駅のDELI CAFEなどで提供されてますね。

 メールアドレスの登録だけで接続出来るのですが、15分毎に切断され、4回ですから最大1時間までしかつなげません。そこで、iPhone6iPad mini 4で試してみました。普通にWi-Fi接続は可能ですが、VPN接続は受け付けてくれませんでした。

 で、ノートPCでWi-Fi接続後、VPNアプリを使ってみましたが、問題なくIPsec接続は確立出来ました。

 こうしてみると、無線APやルータ側ではなく、iPhoneiPad側に問題があるのか?と思ってしまいます。Android機で試せてませんが、このあたりも要確認でしょうか。

 ちなみに、iPhoneiPadではL2TP over IPsec対応ですので、問題はなさそうな気はしますが…。(もう少し調べてみる必要がありそうです)

 他のFreeWi-Fiについても随時調べてみますので、しばらくお付き合い下さいませ。

 

 

医療機関同士の情報連携に立ちはだかるハードルたち(1)

 こんばんは。今回は個人的に少々気になる記事がありましたので取り上げてみました。東洋経済オンラインからです。

toyokeizai.net

 SEさんが病院にかかった際に感じた医療機関間の情報連携が進んでいないと感じたエッセイです。IT業界におられると、「情報の共有化」にはたいへん敏感になるものです。

 この記事から推測するに、このSEさんは医療機関に勤務されたことはないのだろうとほぼ間違いなさそうです。医療機関勤務経験があると、つながない方向に洗脳されるか、なんとか突破してやろうとしても、あまりのハードルの高さ・多さに辟易して諦めてしまうケースが多いです。

 1つ目のハードルは「電子カルテベンダ間の互換性のなさ」

 これはよく言われています。大病院ですと、電子カルテと言えば「富士通NECか」の2ベンダのシェアが大きいです。他にもIBMなどもありますが、前述2社ほどのシェアはないです。

 やっかいなことに、各社間の互換性は限りなくゼロに近いと言ってもいいかもしれません。なので、電子カルテを更新する際にベンダを乗り換えようとすると、導入時にカスタマイズして追加した機能を完全に移行出来ないケースが出て来るなどで、ベンダロックインが起きやすい環境になってしまいます。

 まぁ、SS-MIX2という規格もありますが、万能ではないんですよねぇ…。

 2つ目のハードルは「セキュリティ面的様々な問題」

 「様々な」という表現をしましたが、これはIT以外の部分における人的問題も含みます。まず、電子カルテNWというと、「院内に閉じた形」で構築されていて、インターネットに(直接)接続するなど御法度な空気があります。さすがに患者情報をインターネットに剥き出しで置くような真似は論外です。そんなクローズドNWを院外の別の医療機関と接続しようとは積極的に考えないということもあります。その時点で「クローズド」ではなくなってしまいます。

 そして、責任分解点の問題もあります。どこまでを自院の責任とするかという点です。安全に管理出来ないNW同士を接続すると、かなり恐ろしいことになるのは目に見えています。がさつな管理状態でマルウェアに感染してしまったら目も当てられません。

 医療機関内にセキュリティに関する専門家がいないというケースの方が多いです。事務局には医療事務のエキスパートは存在しても、セキュリティのエキスパートはいないことの方が多いです。(まぁ、そういうプロを雇うだけの目を持った人がいないという問題もあります)

 遅くなりましたので、続きは近日中にお送りします。結構根が深い問題でもありますし。<(_ _)>

 

メルカリでマルウェア作成情報が流通したという事件

 こんばんは。日付が変わって昨日の話になりましたが、昨朝NHKR1のニュースで報道されていました。詳しくはこちらです。NHKWebサイトからです。

www3.nhk.or.jp

 「なんでも揃うメルカリ」でも、これだけは嫌だ

 メルカリにマルウェア作成情報が出品されていたそうです。現金が出品されていたのには驚きましたが、まさかのマルウェア作成情報。最初は勘違いしていて、メルカリのサーバー上にマルウェアがアップロードされていたのかと思いました。(さすがにそれはありませんよね。(^^;;)

 作成情報を「出品」していたのは未成年だそうです。実は、最初誤解していたのですが、メルカリでマルウェアがダウンロード出来るようになっていたのかと思ってしまってました。(早朝寝ぼけてニュースを聞いていたので、トンチンカンな解釈をしていました。(^^;;)

 今回のニュースで浮き彫りになった2点

 このニュースに関して、独立した2つの問題があると見ています。1つは「ユーザーはどうやってマルウェアから身を守るか?」、もう1つは「これだけの問題であるにもかかわらず、14歳未満ということで刑事事件にならないことによる影響」でしょうか。

 ユーザー自身の防衛策が必要

 前者は利用者の観点からです。よく言われる「アプリのダウンロードは信頼出来るサイトからのみにしよう」というお話ですね。携帯電話回線キャリア3社や、Google Playなどの信頼出来るサイトからダウンロードすることがある種の「お墨付き」になります。「きちんと審査している」という安心感は大きいですよね。誰でも簡単にマルウェアをばらまくことが出来るとなると、野良サイトには近寄らないようにしないと拙いですよね。

 と、メールやSNS経由でばらまくことも考えられます。怪しいファイルはクリックしないようにする意識付けは必要です。「どんな場面でも油断出来ない」という風に伝えて行かないといけないのでしょうね。

 「13歳だから許される代物ではない」ということと情報リテラシー教育の必要性

 そして、後者ですが、「社会的に大きな問題を引き起こしているのに、刑事罰にならず補導になってしまう」という点でしょうか。「サイバー空間だから」ということで、犯罪意識がないままに安易に手を出してしまうのではないでしょうか。「面白いから」とか、「ちょっとワルぶれるから」とか、「反社会的要素のあるものがかっこいい」とかいうような勘違いをしがちな年代でもあります。

 ここでミスリードしないように、教員が情報リテラシーを教えないといけないのですが、現状の小学校・中学校・高校の教員で児童・生徒に対して教えられる人がどれだけいるのかが疑問です。特に公立学校での情報関係の事件を目にする度に不安が過ぎります。IT分野は児童・生徒の方が教員より詳しいケースもありますので、そう簡単な話ではなさそうです。ここは専門家を雇用する方向で考えないと拙いのではないかと考えてしまいました。

大量のスマホ乗っ取りでサイバー攻撃

 こんばんは。物騒なニュースがNHKのサイトに載っていました。

Androidスマートフォンを乗っ取って、bot化して攻撃に加担するようになるとのことです。詳しい内容は以下のURLを御参照下さい。

www3.nhk.or.jp

 日本でも少なくとも226台が感染しているそうです。記事からすると、Google Playに置かれたアプリに不正プログラムが仕込まれていたようです。一応、Googleの審査はクリアしていたそうですが、当該アプリは即刻削除されたようです。

 こうしてみると、一体何を信用したらいいのかという話になってきそうです。一般的に言われる話として、「怪しいサイトからダウンロードしたアプリはインストールしない」「携帯電話会社やGoogleのように信用出来るサイトからダウンロードしたアプリしか使わないようにしよう」などとよく言われています。今回はGoogleでしたが、これが携帯電話会社のサイトだったら、もうどこを信用していいのか分からなくなります。

 多くのアプリに対して事細かく審査出来るだけのキャパシティがGoogleにないということなのかもしれません。それだけ数も多いので、不正プログラムが仕込まれたアプリが入り込む余地があるということなのかもしれません。

 こうなると、ダウンロードサイトを選ぶだけでなく、信頼出来るソフトウェアベンダのアプリを購入するしかなくなってくるのでしょうね。「無料だからこれでいいや!」という風に安易に判断するのは危険だという流れになってきているかと思います。

 「タダほど高いものはない」とよく言われますが、信頼出来るベンダのアプリが有料であったとしても、そこは保険料として考えるのが妥当かもしれません。アプリ開発にも当然のことながらコストは掛かっています。そのコストをどこかで回収しないといけません。無料だということは、どこか他のところでor別の形で回収していることになります。それがユーザの個人情報だったりすることもあります。

 「信用出来るベンダのアプリに絞る」ということも重要ですが、むやみやたらにアプリをインストールしないことも大事です。特にアプリ連携も十分注意して下さい。不必要な権限を要求してくるアプリは疑ってかかった方がいいと思います。

 なお、今回のケースでiPhoneは関係ないようです。