ahamoがApple Watch用ワンナンバー対応へ・他社への波及と影響は?
こんばんは。今回も少々時期を逃してしまった感がありますが、ahamoがApple Watchに対応を表明した記事を取り上げます。こちらはITmediaの記事です。
3/25に楽天モバイルがApple Watch 電話番号シェアサービスに対応という報道がありました。料金は他社よりは高く、550円/月(税込)です。これもデータ通信量を抑えれば、他社(大手3社)に比べると維持費はかなり抑えることが可能です。(ただ、1GB以内で抑えることが出来るかどうかは「?」ですが)
その影響もあり、Apple Watch セルラーモデルを使ってみようという声も散見されました。私自身はまだ使ってないのですが、他社の動向も確認してからと考えていました。
そうした矢先にahamoがApple Watch ワンナンバー対応をアナウンスしました。大手3社でApple Watch セルラーモデルを使おうとすると、それなりのコストが発生することもあり、手を出せないケースもあったと推察します。逆にApple Watch セルラーモデルが使えなくなるので、ahamoやpovo・LINEMO等に乗り換えられないというケースもあるだろうということも想像に難くないです。
現時点ではサービス開始時期・料金に関しては未定のようです。docomoユーザーにとっては朗報かと思います。
また、この後povoやLINEMO・サブブランドであるUQ mobile・Y!mobileが対応するのかどうかが気になります。以前、IIJmioがeSIMに対応した際、Apple Watchに対応する予定の有無を(ユーザーからの問い合わせに対して)聞かれたことがありました。
「Apple WatchのeSIMは少々特殊なので、eSIMに対応したからといって、これは別物だ」というような話がありました。
この時点で「MVNOで使っている時点でApple Watch セルラーモデルは使えない」という風な刷り込みが出来上がりました。それがデュアルSIMの登場により、物理SIMにMVNOを使い、eSIMに楽天モバイルを使うということでApple Watch セルラーモデルを使える可能性が出て来ました。(どうやらこのやり方で使えるようです。副回線での着信も対応するらしいです。)
実際問題、Apple Watch セルラーモデルを使いたい層がどれぐらい存在するかは不明ですが、安く利用可能な楽天モバイル・ahamoへの対抗策として、povoもLINEMOも参入してくるのではないかと見ています。これもどちらかというと、各キャリア本体のプランを解約して他社に流れないようにという意味合いがあるのではないかと推察します。
既にサービスを開始している楽天モバイルも各地でauローミング終了の影響で、電波状態があまり良くないという事情からahamoに流れるということも考えられそうです。
他のサービスを含めた今までの流れとして、全社横並びになる可能性は十分ありそうです。そうなった場合に各社どうやって差別化するかがキモになってきそうです。