NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

KDDIで大規模通信障害発生を受けて・複数回線契約で自己防衛を

 こんばんは。尼崎市USBメモリ紛失事件に関する考察(2)を書こうとしていたら、7月2日未明にKDDI通信障害が発生しました。7月3日16:00時点では完全復旧ではない模様です。

news.kddi.com

 通信障害を受けて、auショップに苦情を言いに来る客もおられたようですが、auショップのスタッフの方々ももらい事故だなという風に受け取れました。KDDI本体から通信障害である旨を聞かされただけでどうしようもないわけですし…。

 「電話が通じないと仕事が出来ないから困る!」というクレームももっともですが、ショップのスタッフの方々も困っているのは一緒ですからね。(本当に)

 こういう報道を見るにつけ、ユーザーとしては、複数キャリアと契約することで自衛するしかないんだろうなと思う次第です。

 あらゆる場面でスマホ・携帯電話が必須とされている昨今です。単一回線で利用していると、今回のようなケースでは詰んでしまうことになります。昨年10月にはdocomoでも大規模通信障害が発生しました。ここはリスク最小化を考えて、メイン回線とは別にサブ回線を契約されることをオススメします。

 この場合の「サブ回線」の契約についてですが、機器基準で考えると以下のように分類されます。

  1. 2台のスマホに異なるキャリアのSIMを契約して利用
  2. デュアルSIM対応スマホで異なるキャリアのSIMを契約して利用
  3. タブレットや4Gガラケー(ガラホ)等で別キャリアのSIMを契約して利用

 おおよそ上記のように分類されます。最近のiPhoneではデュアルSIMに対応してますし、Android機も対応機種は増えているようです。

 前者の場合、物理SIM+eSIMまたは、デュアルeSIMという組み合わせになります。

Android機の場合はデュアル物理SIM対応なケースもあります。

 既に物理SIMで使っておられる場合は、音声対応eSIMを提供しているキャリアと契約する必要があります。(Android機の場合はこの限りではありません)

 音声対応eSIMを提供しているのは、povo・LINEMOなどのオンライン専用プラン(ahamoの場合はdocomoショップに足を運んでeSIMを発行してもらう必要があるようです)や、UQ mobileY!mobileのようなサブブランドか、一部のMVNO(日本通信など)に限られます。(※ IIJmioのeSIMはデータ通信専用です。御注意下さい。)

 データ通信専用と割り切るor電話のみと割り切るなら、3.の場合もありかと思います。auで販売されている4Gガラケーを購入して、povoを契約し、5分かけ放題をトッピングしておくのも手です。

 また、iPadにpovoとIIJmioのeSIMを挿しておくのも良いかと思います。

 長くなりましたので、続きは後日にします。<(_ _)>