NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

氷河期世代対象の国家公務員採用試験が実施されるとか

 こんばんは。諸々書きたいネタはありますが、今日は気になったニュースがありますので、こちらについて少々書いてみることにします。Yahoo!ニュース(ITmediaオンライン)の記事からです。

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 しかし、申込期間が2週間という短さです。しかも、年末年始を挟んでいますので、実質1週間というところでしょうか。情報収集力もありますが、年末年始を挟む短期間で提出書類を揃えて出願するという馬力も必要です。

 それも気になりますが、直近1年間は非正規労働者でかつ、過去5年間で正規労働者勤務経験が1年以内ということですが、この時点でかなり受験資格該当者は絞り込まれそうです。

 募集職種が「一般事務職」とありますが、初任給が18.2~27.4万円とあります。高卒40歳のモデルだそうです。これに地域手当を含めた各種手当を上乗せするので、もう少しマシになるようですが、上記の条件で扶養手当支給対象者がどれだけ存在するのか?という疑問も残ります。

 対象者の最大公約数を考えると、事務職になるんでしょうね。技術職となると、各分野を広くカバーしないといけなくなるので、土木や電気や機械だけというわけにも行かないでしょうね。省庁によって分野が偏るという問題もあるのが難しい問題もあるのでしょうね。

 あと、東京(本省採用)のみなのか、地方出先機関採用もあるのかという点も気になるところです。どうしても地元を離れることが出来ない人たちをどうするのかという問題もありそうです。

 最も気になっている点は、この記事からの推測ですが、「同年代や年下のキャリア官僚が上司となることに耐えられるのかどうか?」です。

 実はこれが最も問題が大きそうです。旧国家III種新卒扱いで入ることで、彼らに顎で使われるような事態が起きても我慢出来るか?という点に尽きるのではないでしょうか。プライドがズタズタに引き裂かれて退職…という展開もあり得るんじゃないかと心配になってきました。

 結局、年功序列とキャリア制度の壁があるので、これを壊さないと本当の氷河期世代救済はどうにもならないような気がします。