NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「新卒に年収1000万円」をどう見るか?

 こんばんは。今日の日経にNECが新卒に年収1000万円を払うという記事についてです。

www.nikkei.com

 そう言えば、NECも他社同様に45歳以上の希望退職という名のリストラを断行してましたね。それ以外にも関連子会社を切り離してきましたね。(BIGLOBEなんかがそうですね)

 そういう過去の事実を見るにつけ、新卒から見た場合「これは果たしてどうなんだろうか??」と思えてきました。この記事にもあるように、「優秀な研究者」とありますね。なので、研究職以外は該当しないということのようです。技術職の方々や事務職や営業職や現業職の方々は、この時点で諦めて下さいということなのでしょうか。

 さて、ここで「研究職」として応募するための条件について少し考えてみます。工業高校卒や学部卒では99%ダメなのではないでしょうか。

 そうなると、最低でも大学院修士課程は出ていることは前提条件になるのでしょうね。では、ポスドク問題が深刻化している大学院博士課程修了者などうなのでしょうか?ストレートで来ても27歳。年齢的に嫌がりそうな気もします。でも、それを覆すだけの何かがあればいいのかもしれません。(博士号取得していることが前提になるのかもしれません)

 問題は「それだけ優秀な研究者が来てくれるのか?」という話になります。こういう層はいわゆるGAFAに行ってしまうorそもそも日本企業は目指さないのではないかとも思えます。仮に入社したとして、若手だからと無駄に「雑巾がけ」をさせられたり、年上の社員からねたまれたりする可能性も十分にあります。誰も味方がいないという窮地に追い込まれてしまうこともあり得ます。

 何よりも注意しないといけないのは、「無事年収1000万円社員になれても、45歳にななったらあっさり首を切られるのではないか?」という点でしょうか。もう少し様子を見た方がいいのかもしれませんね。