こんばんは。今回はバズってる記事なんですが、NTT研究所を採用後6年で退職した記事です。kumagiさんのブログからです。
Twitter上のTLに流れてきたので、「何事?」と思って読んでみました。「これは読む人の立場によって意見が割れるだろうな」という印象を受けました。
- 「天下のNTTグループに入社出来たのに勿体ないと考える人も多いんだろうな」
- 「先が見えてしまったのかな。定年までぶら下がる気はなかったんだろうな」
- 「Googleへの転職に成功して良かった」
- 「自由度の低さに辟易したんだろうな…」
このあたりのことを思い浮かべました。新卒採用・年功序列・終身雇用で、ガチガチのコンプライアンス。大企業病と言うか、官僚主義とでも言うのか…。職場環境における自由度のなさはどうにも耐えられなかったんだろうと想像に難くないです。特に研究職だったから余計に…と思えます。時代に合った的確な経営判断が出来ない上層部という風にも見えました。このブログ記事だけでは分かりませんが、ブログ主さんは博士号も在職中に取得されていたんだろうなと推測します。アカデミック路線を突っ走ろうとすると、現在のトップの姿を見て「…」となってしまったのでしょうか。その路線堅持となると、20年前なら大学への転出ということになっていたのでしょう。2004年の国立大学法人化以降、大学の懐事情も厳しくなっています。研究環境の劣化も伝わってきています。そうなると、転職先の選択肢からは外れてきます。そこに現れたGAFAですね。ブログ主さんはGoogleに転職されるようですが、そこに至るまでに給与的・業務的・組織環境的絶望感を抱かれたのだということが伝わってきます。
ここで言えそうなのは、散々既出ですが、以下の通りでしょうか。
- 給料の天井が低過ぎる
- 上層のITリテラシーが低過ぎる
- 利便性よりもあまりにセキュリティに傾き過ぎたPC環境
- 「やりがい」は上記の環境が解消されてはじめて出て来る代物
そんなことを感じました。これからも同じような事例が出て来るんでしょうね。そろそろ平成も終わろうとしているので、いい加減に昭和の遺物は始末しませんか?と。