NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

MVNO向きな人vsMNO向きな人(1)

こんばんは。最近セブンイレブンのきな粉ドーナツが微妙にマイナーチェンジしているんじゃないかと睨んでます。最近目にする機会が少ないので、真偽の程が確認出来ていません。駅ナカでない店の方が遅い時間帯でも置いてる確率は高いです。(^^;;

 さて、今日のネタですが、MVNOに関して少し書いてみようかと思います。最近、「格安SIM」というフレーズを耳にする機会が増えました。実際のところ、まだまだユーザは少ないのが現状です。案外知らない人の方が多くて、「そんなに安く使えるの?」と聞かれることがしばしばあります。
 まぁ、もちろん安いなりの理由はあるわけですが、そういうあたりから話をしないといけないので、これはこれでたいへんです。標準的な相場として、データ通信3GB+音声通話機能付で1600円(税抜)が1つの基準でしょうか。docomoauSoftBank等の回線キャリアで契約すると、7000〜8000円ぐらいはかかるかと思います。これら回線キャリアと違うのは、リアル店舗がほとんどありません。(イオン本体がMVNOとしてサービスを始めましたが、まだそこまで浸透しているわけではないなという感じがします。)その上、サービスも必要最小限に絞り込んでいます。そして、回線キャリアから必要な帯域を借りて小分けにして提供する形ですから、実効速度的にはどうしても劣ります。
 このあたりのことを踏まえた上で、ある程度自力解決出来るか、近くに助けてくれる人がいるかどうかを基準に考えてみると良いのではないでしょうか。基本的にSIMの提供を受けるだけなので、自分で端末を手配して、SIMを差してAPNの設定をして…というように、回線キャリアであれば、ショップのお姉さんorお兄さんが全てやってくれるようなことも全部自分でやる必要があります。こういったサポートは絶対に欠かせないという風に考えられる方は無条件にMNO(回線キャリアのショップ)で契約されることをお勧めします。MVNOに比べて高い基本料金はそういったサポートコストも含まれています。そして、MVNOだとどうしても昼休みの時間帯が遅くなりがちです。夜も遅い場合がありますが、そのへんを割り切って使えるということであればMVNOでもいいと思います。
 他にほとんど電話はしなくて、データ通信も外ではそんなにせず、自宅ではWi-Fiで接続しているということであれば、この場合もMVNOでも問題はないと思います。
 電話にしても、Skypeや050plusに代表されるようなIP電話でいいと割り切れる場合もMVNOでいいかと思います。自分がどういう使い方をして、自力解決が出来るかどうかが判断基準になるのではないでしょうか。