NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「俺の背中を見て(技を)盗め」は時代遅れなのか否か

 こんばんは。駅ナカの立ち食いうどん/そば屋で既にざるそばがメニューに上がってました。ってことは、そろそろ冷やし中華出てくる頃なんじゃないかと密かに期待しているのですが、こういうのっていつ出て来るか分からないので、店の前をこまめにチェックするしかないんですよね。でも、コンビニやスーパーで既に並んでいたりしますよね。(^^;;

 さて、本日のネタですが、4月は新入社員が入って来る季節です。(ここでは中途採用組は除く) 高校や高専や専門学校や短大や大学や大学院を出て各社新人さんが大挙してやって来ます。入社式の後に研修がありますが、各職種共通な内容だと思います。研修を経て配属されると、ここから部署独自の研修やOJTが始まったりするわけですが、ここからが本題になります。皆さん方の職場では新入社員を1から手取り足取り教育しますか?それとも「俺の背中見ろ」的な感じでやりますか?これも職種や業界にもよるんじゃないかと思います。最近は前者のパターンの方が多いらしいですが、職人的世界(それに近い雰囲気の場合も含む)だとそうは行かず、後者だったりするのでしょうか。後者だと多くの新入社員を振り落としてしまうことになります。「これで着いて来る奴だけを残そう」という発想なのかもしれませんが、あおれでは逃げられてしまいます。それだけではなく、師匠の背中を見て学び取ったとしても、自分で試せる環境がないので、自学自習が出来ないという問題もあります。IT系の場合、「背中を見てくれ」にならざるを得ない部分があるのが少々心苦しいです。昔のように実際に動いているネットワークを弄り回しても許容される牧歌的な空気はなくなりました。インフラという位置付けにされてしまってますので、OJTの難しさはあるかと思います。いきなり触らせるわけには行きませんので、社内LAN上でサーバ構築をさせてみたり、raspberry piを使った模擬環境を用意するような形になるのでしょうか。
 それと、「俺の背中を見て(技術を)盗め」というには、背中が見える距離まで到達していないということもあるんじゃないでしょうか。背中自体が見えなければ、技術を盗みたくとも盗みようがないです。やはりここは少なくとも背中が見える位置までは誘導してあげる必要がありそうです。訳も分からず無闇やたらに走り出しても非効率です。そこまでの時間的余裕も会社全体としての余裕もないと思います。とりあえず見える位置まで連れて来て、実際にやりながら教えて行くしかないのででしょう。迎えは背中を見せて勝手に覚えて試すことを許容する空気はあったと思います。今はリスクを恐れることや、それでは新入社員側が辞めてしまう可能性が高いこともあります。それと、技術の高度化・ブラックボックス化と、サービス停止を許容しない空気強いこと等が「俺の背中を見て(技を)盗め」を許さない風潮があるんだからだと見ています。さて、一体どっちがいいんでしょうかねぇ?(^^;;