基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験が2023年度から通年受験へ
こんばんは。ちょっと出遅れた感があるのは御了承下さい。<(_ _)>
今回は基本情報技術者試験(以下:FE)と、情報セキュリティマネジメント試験(以下:SG)が通年化される予定であることについて書いてみます。
こちらはIPAのWebサイトになります。概要が発表されています。
決定事項のようで、来年度から実施されるとのことです。FE・SG共に試験時間の短縮と出題数も削減されるようです。これによって、受験機会を増やすことにより、受験者増を狙おうとする背景があるのでは?と推測しています。
また、こちらは日経xTECHの記事からです。
FEの試験時間が従来の300分→190分に、SGは180分→120分に短縮されるようです。SGに関しては、午前・午後を統合するようですね。いずれもIRT方式を導入することにより、単純に○問正解だから合格という話にはならないようですね。
個人的に少々気になっているのは、プログラミングが苦手な受験者にとっては少々しんどくなるのではないかという点です。FEに関しては、「疑似的プログラミング言語による出題のみとする」とあります。表計算を選択していた(しようと考えている)受験者にとっては、受験対策の変更が必要になるのではないかと見ています。
受験者によっては、現制度での合格を狙った方がいい方もおられそうです。となると、秋期試験が最後になると思いますので、背水の陣で臨んで下さい。
本件と直接関係ないのですが、応用情報技術者試験午前問題・高度試験共通午前1や各区分午前2などのCBT化が実現されるのかどうかも気になるところです。
今後のアナウンスを注視して行きます。
病院にWi-Fiの是非論議
こんばんは。少し前の話になってしまいましたが、「病院でWi-Fiが使えるかどうか?」というお話になります。Togetterにありましたので、リンクを貼っておきます。
元ネタ的には「これだけ無料Wi-Fi環境が整備されてきたのに、何故病院にWi-Fiがないの?」みたいな話だったように記憶しています。
長期間入院していると、テレビだけしか娯楽がない状況もつらいと思います。
スマホやタブレットで動画を見たいとしても、当月分契約データ通信容量を使い切ってしまうというケースがあると聞きます。そうなると、院内にWi-Fiが欲しいという発想になるのも頷けます。
患者目線では「なぜWi-Fi環境が提供出来ない?」というのも理解出来なくはないです。逆に、病院目線では「そう単純な問題ではない」という話になります。
「Wi-Fiを整備したところで点数加算はない。面倒ごとが増えるだけ。」という後ろ向きな意見もあります。院内全体にWi-Fi環境を整備しようとすると、それなりのコストがかかります。
かといって、「モバイルルータを使ってくれ」というのも問題があります。この点は後述します。
私自身が過去の経験を踏まえて最も懸念しているのは、「医療機器や電子カルテシステム端末で使うノートPCとのバッティング」です。何も考えずに患者向けにWi-Fi環境を提供すると、上記機器への干渉が避けられず、診療行為に影響が及ぶ心配があります。
そうなると、干渉を回避出来るように病院側でコントロールする必要があります。
電子カルテシステムや医療機器用と患者向けインターネット接続用のWi-Fi環境をVLANで分離し、別のSSIDを設定してやります。その上で、バッティングしないようにチャンネル設定をし、無線APの配置について適切な設計を行います。
先程ちらっと触れましたモバイルルータですが、入院患者さんが好き勝手に使い出すと、医療機器や電子カルテシステム用ノートPCにも影響が出ますし、患者さんが使っているモバイルルータ同士での干渉が起きる恐れがあります。
モバイルルータ同士の干渉が起きないように調整するのもかなり難度が高くなることが予想されます。そうなってくると、電子カルテシステムリプレース時に患者さん向けインターネット接続用Wi-Fi提供も含めたネットワーク設計を行うのが現実解になりそうですね。
いずれにせよ、そう単純な問題ではなさそうです。
電話番号とLINEアカウントのどちらを伝えるのに抵抗があるか?
こんばんは。連絡先を聞かれる場合、その昔は住所であったり、固定電話番号だったりしましたね。1990年代以降、ポケットベル・携帯電話・PHS・電子メール・SNS等の様々なコミュニケーションツールが登場しました。
コミュニケーションツールの多様化により、誰かと連絡を取りたい場合に伝える連絡先も多様化しています。
そこで気になったのは、「誰かに連絡先を聞かれた場合、伝えるのに抵抗があるのはLINEアカウント?それとも電話番号?」というアンケートをTwitter上で取ってみました。
ではアンケート。「LINEと電話番号。聞かれた場合に心理的負担が大きいと感じるのは?」
— 不覚亭ヨウ素@IT落語家 (@amagasaki820) 2022年4月8日
コミュニケーションツールとして一般的に広く使われているのがLINE。これも人によっては、運営側の情報管理面の問題を指摘するケースもあり、毛嫌いされることもあります。電話番号に関しては、SMSやプラスメッセージでのやり取りを想定して候補に挙げてみました。国産アプリなので、LINEで起きたような問題はないとされています。
ただ、「電話番号を伝える=電話がかかって来るリスクがある」と敬遠する向きがあります。
これらを踏まえて、どちらの方が抵抗あるかを聞いてみました。
結果としては、電話番号の方が抵抗が大きいようでした。LINEに関しては、「嫌ならカジュアルにブロック出来るので、抵抗感は電話番号よりも小さい」という意見が目立ちました。
LINEを敬遠している方々もおられ、「そもそもLINEアカウントを作っていない」というケースもありましたので、上記選択肢に当てはまらない場合もありました。
「LINEについてどう捉えているか?」を垣間見ることが出来たアンケートでした。
(個人的には、データ通信+SMS対応SIMをスマホに挿すor iPad にpovo2.0のSIMを挿し、プラスメッセージを利用推奨派ですね。LINEは消極的利用ですね。)
情報処理技術者試験受験してきました(NW)
こんばんは。本日、情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験を受験された皆様、お疲れ様でございました。
御多分に漏れず、私も年に2回の恒例行事ということで、今回も受験してきました。ITサービスマネージャ(SM)とシステム監査(AU)を交互に受験し続けていましたが、午後1で躓くケース(下手すると午前2敗退も)ばかりでした。
「どうも負け癖がついているのでは?」と思い、今回は16年半ぶりにネットワークスペシャリスト(NW)を受験してみました。
NW界隈もかなり変わっているのだろうということで、知識の再確認も含めて受検することにしました。きちんとした試験対策は出来ていないまま当日に臨みました。
午前1免除なので、午前2からのスタートでした。(無事午前0通過:起床・時間内試験会場到着・忘れ物なし等々)
終了後の感覚として、午前2はとりあえず通過したかなという感覚はありました。
帰宅してIPAのWebサイトを確認して答え合わせしてみました。17/25でした。
とりあえず午前2通過で一安心です。
午後1は今までの知識と経験でなんとか乗り切ったような気がします。午後2に関しては、「重箱の隅まではカバーしきれなかった」というのが感想です。
さてさて、どうなることやら…。合格発表の日をひたすら待つことにします。
LINEデータ移行時の落とし穴
こんばんは。先日、義母のiPhone 6をiPhone SE 3に移行させるというようなことをしていました。クイックスタートである程度移行出来たのですが、LINEは本当に落とし穴でした。その関係であれこれ調べていたら、直接無関係ですが、以下のような記事がヒットしました。こちらはimpressの記事です。
ちょっとした操作ミスでデータを喪失してしまったというお話です。
どうにか復旧させるには、以下の設定は施しておくべきだということのようです。
- 電話番号
- メールアドレス
- パスワード
- Facebook IDまたはApple IDとの連携
- 移行完了までは旧機をリセットしない
- iPad用LINEアプリも設定・ログインはしておく
- Android機の場合はPC版LINEにログインしておく
これらは全てではないのですが、今回感じたのは 6.を事前にやっておくと楽だったなというのはありました。基本的にLINEは1つのアカウントに対し、1つの機器というお約束がありますが、iPad用LINEアプリに関しては別のようです。iPhoneと連携させる前提ですので、サブ機的な扱いのようです。
なので、iPadでも使っていればどうにか復旧出来そうです。バックアップ機みたいな扱いでしょうか。
今回の移行に関しては、どうやらメールアドレスもパスワードも登録されていなかったようです。電話番号一本だったということで。旧機も「要らないし」ということだったり、iPad版LINEアプリも「iPadでは使わないから要らない」と、言われるがままにしていたことが悔やまれます。
ですので、LINEを使われている方は、1.~7.までの設定を今一度見直すことをオススメします。特にiPadを使っておられる方はLINEアプリをインストールしておくことをオススメします。
LINEアカウントが使用不可になった場合も鑑みて、プラスメッセージも使えるようにしておくというのがよさそうです。(冗長化構成?)
クイックスタートで新旧iPhoneデータ移行時に嵌りそうな点について(1)
こんばんは。先日、義母のiPhone 6をiPhone SE 3に移行したのですが、その際に気づいた点や、やらかした点について少々書いてみることにします。
クイックスタートによるデータの移行に関しては、Apple公式の以下のページを御参照下さい。
新旧iPhoneやiPadを並べて手順に沿って実行すれば、旧機の内容が新機にコピーされます。一度経験してしまうと、以前のようには出来なくなりますね。(^^;
ただ、「クイックスタートも万能ではない」という点には注意しておきたいところです。途中の選択項目でアプリやデータ・設定等を移行するように設定しても、完全にコピーされないアプリや設定も存在します。
多くのアプリは問題なかったのですが、(私自身が使っている範囲になりますが)注意しておきたいアプリは以下のようなものがあります。
他にもMy IIJmioやDモーニングアプリもあったのですが、このへんは利用者も限られるので、一旦横に置いておきます。
Gmailアプリに関しては、一旦ログアウトされた状態でコピーされますので、再度ログインしてやる必要があります。これに関してはさほど問題はありませんでした。
注意すべきなのはLINEでした。私自身は消極的利用ユーザーですので、正直なところ失敗してもさほど影響はないと考えているクチでした。自分自身のアカウントの移行及び妻のアカウント移行はすんなりと行きました。iPadのデータ移行(iPad mini 5→6及びiPad mini 4→iPad mini 5)もほぼスムーズに行きましたので、合計4回クイックスタートでのデータ移行を実施しました。
それですっかり慢心してしまった面があったことは否定出来ません。
(続く)
iPad(特にmini)はセルラーモデル一択ではないか説
こんばんは。先月上旬、ようやくiPad mini 6を入手したこともあり、改めてセルラーモデルのiPadの方がいいなと思ったもので、以下の記事が気になりました。
こちらは日経xTECHの記事からです。
「iPadセルラーモデルは高いからWi-Fiモデルでいいや。通信料金も馬鹿にならないし」という意見が現在も多数派を占めている印象があります。
ただ、菅前首相の肝いりで始まった携帯電話プラン値下げの影響で、iPadを含むタブレットにとって安く抑えるという選択肢が増えたのも事実です。
少し前だと、MVNO各社が出しているデータ通信専用プランのSIMを挿すという選択肢ぐらいしか安く抑える方法はありませんでした。
それが最近では、2GB 440円からのIIJmioのeSIMや、povo2.0や楽天モバイルのように、使い方次第では0円で抑えることも可能になっています。
こうなってくると、「iPadを自宅外でも使えるメリット」の方が大きくなってきませんか?「iPhoneのテザリングで接続すればいいし」とか、「モバイルルータを別途契約すればいいし」という意見もあるでしょう。が、前者だとiPhoneのバッテリー消費量が激しくなります。電話がかかってきたときにこまるというのもありそうです。
後者だと、iPadのセルラーモデルとWi-Fiモデルの差額を吸収出来ない場合や、iPadとモバイルルータのバッテリーの持ちの両方を意識しないといけないという問題もあります。
何よりも「電源入れたらすぐにインターネット接続出来る」「iPhoneに比べるとバッテリー容量が大きく、長時間利用可能」というメリットは大きいです。iPhoneと比べて、iPadは(回線込みでの)安売りをしない(しているところを見かけたことはないです)ので、比較的値崩れしにくいという点はあります。さらに、セルラーモデルであれば、その分高く下取りしてもらえますので、現役で利用している際のメリットを享受することで十分回収出来るものと考えています。
povo2.0や楽天モバイルやIIJmioのeSIM等を上手に組み合わせて、iPadセルラーモデルを活用するのが正解なんじゃないかというのが現在の個人的感想です。
(現在、povo2.0の物理SIMとIIJmioのeSIMを組み合わせて使ってます)