神奈川県庁でリース業者に返却したHDDが転売されるという事件
こんばんは。行政サイドの情報漏洩事件が複数発生してますね。こちらは神奈川県庁でリース期間満了のPC(サーバ?)のHDDがそのまま転売されるという事件が起きました。朝日新聞デジタルの記事からです。
このニュースを追っていると、神奈川県庁をdisるケースが散見されます。今回のケースでは、契約でHDD内のデータに関して情報漏洩が起きないように適切な対応を施すように取り決めがなされていたというような話です。
となると、神奈川県庁的にはリースのPCを業者に返却した後は、その業者を信用するしかないということになります。業者が勝手にHDDを転売するなどというようなことは絶対にないと思うしかないです。となると、神奈川県庁も被害者ではあるということになります。
HDDをオークションに横流しした社員は、過去にも同様のことをしたというような話もあります。今回の一件だけでは済んでいないのかもしれません。そう考えると、氷山の一角だという話になりそうです。
では、ユーザーとしてはどのように防衛すべきなのでしょうか。リースの仕組み上、HDDを物理的に破壊して返却というわけにも行かないでしょうし、一旦1つずつ取り外して磁気破壊→再装着というわけにも行かないでしょう。リース契約そのものを見直さないといけないのでしょうか。
こうしてみると、一体誰を信用すればいいのか?という話になりそうです。いくら契約書で縛っても、情報漏洩を引き起こしてしまったらどうしようもないという無力感を抱きます…。