小中高校に情報システム部を置けないものかと
こんばんは。Twitter上で少し話が出てきたことなのですが、小中高校に情報システム部を設置出来ないものかというお話です。(情報処理技術者試験関連は近日中に書きます)
元々のネタは以下の日経の記事です。
この記事では、小中学校に関しての調査結果ということになっています。IT化が大幅に遅れているというお話です。このへんは高校においても似たようなところがあるのだろうと考えられます。このへんは公立と私立によっても変わってくる面があろうかと推察します。(国立に関しては、私立側の括りに入れてもいいのではないでしょうか。IT化の活用度合という点で。)
教員自体が忙し過ぎるという点は度々出てきます。その忙しい教員のうち、「なんとなく詳しそう」という風に見られている数学や理科の教員や、趣味でPCを使っている教員に押し付けられるという図が見て取れます。
もちろん、現状のIT環境は「ちょっと詳しい」ぐらいの素人ユーザーでは手に負えないという認識は持っていてもらいたいものです。ちゃんとプロを雇いましょう。人件費をケチらずに。下手にケチって情報漏洩でも引き起こそうものなら、とんでもない負債を負うことになり、信用低下は避けられません。
あちこちで発生する教育機関での情報セキュリティ事故について、文科省も重い腰を上げたように見えます。が、実際のところは現場丸投げのようです。金を出しているのかというと(ry
絵に描いた餅を並べている場合ではなく、ちゃんと各学校なり教育委員会なりに情報システム部を置いて、ちゃんとしたプロを雇いましょう。市役所なり県庁なりからやってきた管理職がお飾りで情報セキュリティ責任者にというパターンは宜しくありません。適切な判断も出来ませんし、、ベンダの言いなりに成り下がってしまう可能性もあります。
あと、「予算がない(捻り出したくない言い訳)」のを振りかざして、運用でカバーさせるケースがあまりにも多いことに気づきます。USBメモリの紛失や、一斉同報メールでBcc:で送るべきところをcc:にして送ってしまうケース等々。根本的対策が打てないのも致命傷ではあります。
なので、全国の教育委員会及び各学校に是非とも情報システム部を!