NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

病院再編に関して厚生労働省が意見を

 こんばんは。数日前のニュースになりますが、再編が必要とされる全国424病院について、厚労省がリストを発表しました。こちらはYahoo!ニュース(毎日新聞)の記事からです。

headlines.yahoo.co.jp

 他にこちらも。こちらは毎日新聞の記事です。

mainichi.jp

 こちらも同様に毎日新聞の記事からです。

mainichi.jp

 424病院が挙げられてますが、都市部・郊外関係なく、特に公立・またはそれに準じる病院がリストアップされています。このリストにも確か挙がっていたかと思いますが、兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合が2025年までに行われるということのようです。(神戸新聞の記事で読みました)

 自動車で20分以内で守備範囲が被る病院を統合させようというような話のようです。

「病床数が減るのはいかがなものか!」という声もありますが、限られたリソースで最大限の効果をとなると、ある程度の統合は不可避かと考えられます。個々の病院で全てを賄うには限界があります。医師・看護師・コメディカルの過重労働は解消されるべきです。そのあたりからも統合による効果があるのなら不可避と考えます。

 さて、ここで「IT側から見た病院統合」について少し考えてみたいと思います。

 全く異なるポリシーで運用されているネットワーク(この場合ですと、電子カルテシステムネットワークとインターネット接続用ネットワークに大別されると考えられます)をどのように統合して行くか、そして、セキュリティポリシーのすり合わせという面倒な作業がやって来ると容易に想像がつきます。

 最も厄介なのが電子カルテシステムの統合でしょうか。電子カルテベンダが同じであればまだマシかもしれません。バージョンが異なると厄介な面もあるかもしれませんが、「この機会に最新バージョンにする」という手もあります。

 これが統合相手とは異なるベンダを使っていると、いろいろと面倒なことが多そうです。自院がF社で、相手方がN社だったりすると、どちらにするかという問題で大揉めしそうです。力関係が出て来るかもしれません。医師の好みに左右されるかもしれません。統合する以上はバラバラというわけにも行かず、かなりの時間を要してしまう場面も想像出来ます。

 他にもいろいろ考えられそうですので、続きは後日書いてみることにします。