NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

+メッセージ普及へのテコ入れ?

 こんばんは。今回は+メッセージに関して少し書いてみることにします。日本経済新聞他で取り上げられていたようです。こちらはITmediaの記事からです。

www.itmedia.co.jp

 今回ニュースになったのは、企業が公式アカウントを設けるということだそうです。これで直接個人が企業とやり取り出来て、従来煩雑だった各種手続の手間が大幅に省けるということを前面に押し出しているようです。記事によると、金融機関や保険会社が公式アカウントを設けて連携するとのことです。(正式時期未定)

 SMSの拡張版である+メッセージサービスが開始された頃は「打倒LINE」とまでぶち上げて、威勢のいいことを言っていた記憶があります。現状のSMSでは使いにくい面が大きいですし、テキスト情報だけでは限界もあります。

 そして、LINEに関して、セキュリティ面云々という話も持ち出していたような気もします。「キャリアが提供しているサービスだから安全だ!」というところを前面に押し出すのはいいのですが、LINEを超える使い勝手やメリットをアピール出来てないのはつらいところです。

 それが今回のプロモーションにつながったのかもしれません。単に個人間のコミュニケーションプラットフォームとして使うのであれば、現状のLINEで事足りるということになります。「ではどうするか?」となった際に、対企業間という話につながって行ったのでしょう。「セキュリティ面がしっかりしているからこそ出来る」という点を売りに金融機関や保険会社と連携することを前面に押し出したのでしょう。

 どうせなら、引越時に携帯電話キャリア宛に+メッセージを送信すれば、ワンストップで全ての手続が終了する…ぐらいまで行けば違うのかもしれません。そういう方向に進むとなれば、行政との連携も必要になってきます。さて、行政側が腰を上げるのか上げないのか…。気になるところです。