ワンセグ携帯受信料裁判最高裁判決が出ました
こんばんは。今回はワンセグ携帯受信料に関する裁判で最高裁の判決が出たニュースについて少し書いてみます。NHKニュースからです。
一審のさいたま地裁では契約義務なしという判決が下りましたが、二審で逆転敗訴、最高裁でも東京高裁の判決を支持することとなり、原告の主張を退ける形となりました。「スマホでもワンセグチューナーが付属していたら受信料を支払え!」というNHKの主張が通りました。ワンセグ受信料もフルセグと同じ受信料を徴収するつもりなのでしょうか。データ量的には1/12ですから、受信料も1/12にならないと割に合わないですよね。
昔はラジオ受信料もあったのですが、トランジスタラジオの普及で持ち歩くのが普通になったことや、テレビの受信料に包含される形で廃止になった経緯があります。同じような経緯を辿って、ワンセグは通常のフルセグに包含される形に収斂して行くのかなと見ていましたが、今回の判決でどうも違う展開になりそうですね。テレビ離れが激しい昨今ですから、NHKもなりふり構わずといった感じなのでしょうか。
合わせて、スマホやワンセグ単体機の売り上げにも影響してきそうです。特にスマホに関しては、ワンセグチューナー非内蔵機の方が売れるのではないでしょうか。そもそもiPhoneには付いてませんので関係ないですが、Android機には影響があるのではないでしょうか。海外製ではあまり関係ないかもしれませんが、これでますます国産Android機が売れなくなって行くという問題も孕んでいそうです。結果的に国産スマホ市場を縮小させることになるだけなんじゃないかという点を懸念しています。
個人的意見ですが、平時はスクランブル化しておいて、非常時にはスクランブル解除で良いのではないでしょうか。同様にBSもですね。BSの場合は近隣諸国にもリークオーバーしていることから、これはこれで問題ではないでしょうか。
これを機会にワンセグチューナーを手放すケースが増えそうです。