NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

ワンセグに続いてカーナビも受信料支払対象に

 こんばんは。今回はカーナビを利用していても、受信料を支払う必要があるという判決が出たニュースです。産経新聞の記事からです。

www.sankei.com

 一審の東京地裁NHKの主張が通り、原告の主張が退けられました。以前、ワンセグ携帯を所持していても受信料支払義務があるという判決が出ました。

 ワンセグチューナーを内蔵しているカーナビを所持していたら、(他にテレビを所有してなかった場合でも)受信料支払対象になるんだそうで。

 そもそも、ワンセグ携帯やカーナビ内蔵ワンセグチューナーが「受信機の設置」に該当するのか?という問題があります。該当するという解釈だから、今回の判決になったのでしょうが、かなり無理があるように思えます。

 それに、昔と違って、テレビ単体で存在しているわけではなく、ラテカセのように、テレビがメイン機能ではなくなったということもあります。スマホの場合は、電話やデータ通信機能がメインで、ワンセグ機能は「オマケ」に過ぎないという点でしょうか。

 今回のカーナビにしても、ワンセグ機能は「オマケ」なんですよね。あくまでメインはカーナビであって。

 こんな状況下で受信料を徴収しようというのはいただけません。受信料の設定はどうなるんでしょうね?ワンセグでもフルセグ並の受信料を徴収する気なんでしょうか?データ量はワンセグの場合、フルセグの1/12なんですから、同一料金を徴収するのは明らかに問題です。もし、そうだとすると、NHKは水道料金や電気・ガス・電話料金等を利用料の12倍請求されても喜んで払うということになるんですが、それでもいいんでしょうか?

 あと、「見ない権利」が保証されてませんね。スクランブル化は必要なんじゃないでしょうか。払ってない・払えない人は見えなくするのが筋でしょう。「公共放送だから」というのであれば、災害時や非常時はスクランブル解除すればいい話でしょう。

 そして、微妙に国外へも電波がスピルオーバーしています。これらについてもスクランブル化で漏れないようにすべきでしょう。合わせてPPVの導入も。

 ネット配信でも受信料を徴収しようとしていますが、VPN経由で海外で視聴している場合は、しっかりNHK体幹部が徴収しに行くべきでしょう。たとえ紛争地帯や国交がなかったとしても。それぐらいの覚悟はすべきかと。