こんばんは。
この記事にもありますが、オペレーターが証明書の確認を行うことが出来ない仕様が問題の1つでもあったようです。証明書期限が来て、MMEが異常検知の後に再起動し、4Gネットワーク接続が出来なくなったということだそうです。既出ですが、MMEがエリクソン製のみのシングルベンダで構成されていたという点も問題だと指摘されてましたね。コスト削減という意味はあるのでしょうが、冗長化の観点からもマルチベンダ化しておくことが望ましいでしょうね。こういうことは、実際に事故が起きないと分からないものなんでしょうね。
そして、3Gネットワークへのフォールバックにしても、4Gシフトさせている現状では全て受け止めきれずに通信制限が発生し、輻輳が発生してしまい使いものにならなかったとあります。3Gネットワークをバックアップとして使うには無理があるとみるのが妥当でしょう。来年には5Gが試験的にサービスが開始されることもありますので、3Gは巻き取りの方向に進むでしょうから、3Gネットワークをバックアップネットワークに使うのは現実的ではないと考えるべきでしょう。
とりあえずMMEソフトウェアのバージョンダウンで回避しましたが、恒久対策を本気で行うかどうかが問われてくるのでしょうね。