島根大学医学部附属病院で不適切な電子カルテ閲覧
こんばんは。今回は島根大学医学部附属病院での電子カルテ不正閲覧に関する記事です。ScanNetSecurityの記事からです。
11月15日に発表されたようです。今回の一件は、多くの病院職員が業務に無関係な患者の電子カルテを参照したことが診療録取扱要項に違反したとされています。
この記事によると、大きな事件の被害者が搬送されてきた際に、300人強の職員が興味本位で電子カルテを閲覧したとのことのようです。
診療・業務上必要のない患者の電子カルテ上に記載された情報を参照することは御法度です。ただ、緊急時は例外です。災害時や、たまたま主治医が不在だった場合に代わりに診療する必要がある場合などが考えられます。となると、最後はどうしても各ユーザーのモラルや倫理観に頼らないといけないです。ここだけはシステム側ではどうしようもないですから、ユーザーとしては「患者の高度な個人情報を預かっている」という意識を常に持ちつつ、電子カルテシステムを利用するしかないですよね。
「再発防止に務める」とありますが、教職員向け再教育しかないんでしょうねぇ。「人をなんとかする」という難しさはありますね。