NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

電子カルテについてあれこれ(1)

 こんばんは。今回は電子カルテに関して(分かる範囲で)少し書いてみようかと思います。今日、フォロワーさんのツイートで以下のようなコラムを見つけました。

sugi-tec.tokyo

 「電子カルテの統一?」と、上記記事を読みながら少々疑問に思いました。最初は「まさか、基幹電子カルテが院内に複数導入されているのか?」と思いましたが、「診療科毎に異なる電子カルテシステムを導入している」とありましたので、「そうなのかな?」とは思っていますが、確証は持てません。

 部門システムに関しても言及されていました。通常、基幹電子カルテシステムに各部門毎のシステムがぶら下がる形になっています。本来であれば、院内の情報システム部あたりが音頭を取って調整するところなのでしょうが、どうもそうではなかったようです。各部門が自分たちにとって使い勝手の良いシステムを導入していたようです。部門最適化ですね。そのため、100種類ほどのシステムが乱立し、連携出来ずに使われていたそうです。ということは、アプリケーションレイヤーだけでなく、ネットワークレイヤーにおいても、バラバラに構築されている継ぎ接ぎ状態なのではないかという推測が成り立ちそうです。

 マニアックな医師が自分の趣味・趣向に走ったシステムを勝手に導入してしまうということもあるかもしれません。医師の発言力が強いのだろうと推察しますが、ベンダや事務職員・技術職員が医師の言いなりになってしまっているということもあるのではないかとも思えます。このへんは病院によりけりですが、医師・看護師・コメディカル・事務職員・技術職員・(電子カルテシステム及び部門システム)ベンダが対等な立場で協力し合わないと上手く行かないのではないでしょうか。

<づづく>