NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

秋田大学医学部附属病院で個人情報が記録されたUSBメモリ紛失

 こんばんは。今回は秋田大学医学部附属病院でのUSBメモリ紛失事故についてです。記事の内容を比較するために、サイバーセキュリティ.comと秋田魁新報とSecurity-NEXTの記事からです。

cybersecurity-jp.com

www.sakigake.jp

www.security-next.com

 「秋田大学医学部附属病院の医師が患者の個人情報を記録したUSBメモリを紛失した」という話であることは共通しています。紛失が発生したのは9月6日だとあります。(サイバーセキュリティ.comより)

 紛失したUSBメモリには患者501人分の個人情報が記録されているという風に報道されています。秋田魁新報には「患者の住所などは入っていなかった」とあります。対して、Security-NEXTでは「呼吸器内科の患者1人の氏名や検査データ・画像データ・所見なども含まれる」とあります。

 何か噛み合ってない感があります。住所は入ってないようですが、氏名は含まれているようです。「など」が何を指すのか気になるところです。

 警察に紛失届を提出していて、見つかっていないとのことです。こうしてみると、研究などに利用する場合のデータ持ち出しにUSBメモリを含めた可搬媒体を使うこと自体のリスクが大きいということが言えそうです。この手の事件が一向になくならないのは、「運用でカバー」には限界があって、可搬媒体を使わずにデータを取り出して利用出来るようにする必要がありそうです。取り出した後のデータをどのようにして守るかという別の問題がありますが、これはこれで別途検討すべき問題でしょうね。