NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

電波時計でもNTPでも合わせられない時計を合わせるのが面倒な予感

  こんばんは。ここ数日、サマータイムネタについていろいろ書いてみました。どうも政治家の方々は安直に考えているor問題意識を持っている人が少ないのではないか?という不安が脳裏を掠めます。もちろん、社会生活や経済活動に大きな影響を及ぼし得るということをきちんと理解されてる方々もおられますが、どうも「オリンピックありき」な方々がデメリットを理解しようとしてないような印象を与えてますねぇ…。

 そもそも、諸外国でも2時間ずらすという事例はないことを知らないのではないかという疑問が残ります。

 それはさておき、気になっている点が別にあります。タイトルにもあるように、電波時計でもNTPでも合わせられない時計内蔵機器をどうするか?という問題です。

 周囲を見渡しても結構ありませんか?時計内蔵機器。たとえばエアコンや炊飯器。タイマーがある関係で、時計が内蔵されていますが、この時計は手動で合わせるしかないですよね。うっかり合わせ忘れていた場合でも、2時間差し引く形でそのまま使えばなんとかなるかもしれません。

 テレビやHDDレコーダーは少々厄介かもしれません。本来予約した番組が撮れてないor別の番組が撮れていたりということもありそうです。ラジオ付きICレコーダーでも同様の問題が起きそうです。ラジオ局の時報で合わせるようになっていますが、逆にこれに引きずられておかしな挙動を示すのではないかという不安があります。

 他にもいろいろありそうですが、無理に合わせないという選択肢も機器によってはありそうです。これらの時刻合わせに関する周知コストなどを考えると、どこぞのシンクタンクがはじき出している7000億円とかいう経済効果も一気に吹っ飛んで、赤字になる懸念も十分あるように思えます。

 いっそ、違約金払って開催中止した方が傷が浅くて済むんじゃないかという試算も出てきそうな気はしてます…。