LINEモバイルがSoftBank傘下に入るということは…(1)
こんばんは。NTP関係ネタも書きたいところですが、先月31日に気になるニュースがありましたので、取り上げてみます。ITproの記事からです。
LINEモバイルがSoftBank傘下入りだそうです。「LINEの利用はノーカウント」を売りに、鳴り物入りでMVNO市場に参入したLINEモバイルですが、ここに来てSoftBank傘下に入るという点が少々気になりました。
でも、今回の場合は完全買収ではなく、SoftBankが51%の株式を持つということのようです。筆頭株主ですね。
ノジマがnifmoを買収したり、KDDIがBIGLOBEを買収したり、FREETELを楽天モバイルが買収したりと、MVNOの寡占化が進みつつあります。MVNOも体力勝負の様相を強めてきていますので、上位4社ではないLINEモバイルも実情はかなり厳しい状況なのだろうと思われます。
LINE自体が国内に浸透し、ある種インフラ化した側面はあります。そのLINEがMVNO市場に進出したことで、当時は大きく注目されました。MVNOの弱みである年齢認証出来ない(=ID検索出来ない)というデメリットがあります。
しかし、LINEモバイルは年齢認証可能です。唯一の年齢認証対応MVNOであることが強みになるはずでした。が、今回のSoftBank傘下入りということは、そこまでの需要がなかったことになるのではないかと見ています。
LINEだけでなく、FacebookやTwitterやInstagram等、SNSカウントフリーを前面に押し出していましたが、これも爆発的な加入者増加には結びついていないようです。
SNSカウントフリーには「通信の秘密を侵しているのではないか?」という見方もあります。これに関しては、改めて触れてみたいと思います。
次回もう少し掘り下げてSoftBank傘下入りについて書いてみます。