【情報処理技術者試験】システム監査はエンジニアにウケが悪いのか?
こんばんは。春期情報処理技術者試験受付が始まって1週間ほど経過しました。早々に申込をされた方々も見受けられましたし、まだ迷っている方々もおられます。
しかし、周囲ではあまり「システム監査を受験する」という話を耳にしないんですよね。情報処理安全確保支援士試験も含めた高度試験となると、SC>DB>PM>ES>AUなのかなという印象です。確かに論文区分は敬遠される傾向にあります。2時間で最低2200字を書かないといけないというのがかなりのハードルになっていると推測されます。普段は鉛筆やシャープペンシルを使って、短時間に大量の文字を書くなんてことをしませんよね。(^^; もうそれだけでも苦行に思えてくるわけですよね…。
「やはりシステム監査は人気ないのかな?」と思っていて、手元の参考書(ITECの「重点対策」です)を読んでいると、「平成29年度は前年比14.2%アップ。データベーススペシャリスト試験に次ぐアップ率」とありました。
「ふーん、システム監査もそんなに申込者が増えたのか」と思ったと同時に、「データベーススペシャリスト試験の大幅な伸びは『逃げ恥』効果じゃないのか???」とツッコミを入れてしまいましたw
14.2%アップと言われても、分母が小さいですからねぇ。(^^; 周囲でシステム監査を受験するという話を聞かないのは、エンジニアにとって面白みを感じられない分野なんだろうか?と思えてきました。人気がないと思われる理由を考えてみました。
「開発要素が皆無?」
まぁ、どう考えても開発しないですよね。システム監査ではw
別にプログラミング言語を使って何かプログラムを書くわけではありませんしね。データベースを構築したり、ネットワークを構築したりするわけではないですもんね。
そのへんが退屈な分野だと思われてしまうのでしょうか…。
「変化が少ないから?」
IT分野は変化のスピードが半端ない分野です。そこに身を置くと、監査が変化が乏しい分野だと思われてしまうのでしょうか?これはこれで面白いと思うのですが。
「エンジニアをリタイアした人の行き場と思われてる?」
「技術」なのか?という疑問が湧くのかな?とも思いました。キャッチアップに疲れた人が行く分野と思われているんでしょうか?監査法人では需要があるはずなんですが、エンジニアが積極的に行く領域ではないと思われているのでしょうか…。
「個人的には情報セキュリティ分野の延長線上にあると思ったから」
これに尽きるんですよね。情報セキュリティスペシャリスト合格時に「来春はシステム監査だな」と思いました。情報セキュリティ監査が接点になったと思います。多くのエンジニアが狙わない領域だから、ブルーオーシャンかなと思ったりもしました。
直接的な技術面的要素がないので、面白みがないのかなと受け取られてそうです。
ただ、いきなりシステム監査はおすすめしません。ネットワークやらデータベースやら組み込みやら何か1つ専門分野を確立してからの方がいいと思います。また見えてくるものが違ってきそうです。