津崎平匡氏とデータベーススペシャリスト
こんばんは。IoT機器の23/tcpへの攻撃については明日書く予定にしてます。<(_ _)>
タイミングをやや逃し気味ですが、逃げ恥の津崎平匡氏が所有しているとされるデータベーススペシャリストに関してと、その周辺について少々書いてみようかと思います。既にいろいろとコメントされていますが、自分なりの切り口を示してみます。
彼の履歴書には、基本情報・応用情報・データベーススペシャリスト合格済ということになっています。「データベーススペシャリストとはなんぞや?」的なコメントも多く、情報処理技術者試験高度区分に関する注目が集まったような気がします。
「データベーススペシャリスト試験は実力の証明にはなるかもしれないが、実務が出来ることの証明にはベンダ資格が必要なんじゃないのか?」「ベンダ資格は個人で出すには高すぎる。そういう点では情報処理技術者試験にはワンチャンスある。」というような意見などいろいろ見受けられました。
確かにベンダ資格がある方がいいのは十分理解出来ます。ただ、ドラマである以上、スポンサーでもないのに特定ベンダの資格を出すわけには行かないという事情があるんだろうと推測します。
ここでデータベーススペシャリストに加えて、OracleMasterが記載されていたとします。ただでOracleの宣伝をしてしまうことになることを懸念して、敢えて出さずに国家試験であるデータベーススペシャリスト試験のみを前面に出したのだろうと思われます。同業他社はスポンサーになってないだろうとは思われますが、変に刺激しないようにという配慮かもしれません。(これがネットワークスペシャリストだったら、Cisco関連の資格が出てくることになります。一般視聴者には馴染みが薄いかもしれませんが、一定の宣伝効果はあるかもしれません。)
後は分かりやすさという点もあるのでしょう。エンベデッドスペシャリストだと、「組み込み系」というのが一般視聴者にはピンときにくいでしょうし、システムアーキテクトやITストラテジストだと、一般視聴者にとってイメージしにくいという風に受け取られる可能性もありそうです。
ならば、情報セキュリティスペシャリスト試験なら一般視聴者にも理解されやすそうではあります。ただ、ハッキングを連想させてしまったりして、誤解を与えそうなので、消去法的にデータベーススペシャリストという設定になったのではないかと勝手に解釈してます。来春から始まる情報処理安全確保支援士試験のアピールにはなったのかもしれませんが、そのへんはIPAサイドの思惑とは合致しなかったんでしょうね。(^^;;
いろいろ大人の事情も介在するのでしょうが、情報処理技術者試験高度区分について光が当たったんは良かったのかなと、NW/SC持ちな自分としては思っています。(^^;;