NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

地デジ化のおかげで地域内全局TV音声が聴けるラジオがデフォルトになった

 こんばんは。先程の記事の続きになります。昔のテレビ音声対応ラジオというと、AM/FMの2バンドで1〜3chのみ対応タイプと、AM/FM/TV(1〜12ch)の3バンドタイプが多かったと記憶しています。さすがに AM/FM/VHF/UHFの4バンド対応ラジオはラジカセ含めてレアだったと思います。UHFテレビ音声チューナーを内蔵するためのコストが当時は高かったんだろうなと思われます。

 地デジ化によりVHF帯からテレビ放送が撤退したことで、テレビ音声が聴けるラジオがなくなるという風な話が出ていたことがありました。視覚障害者の方々にとっては切実な問題であるという話もありました。

 「もうこれでテレビ音声チューナー内蔵ラジオは出ないな」と思っていたら、しばらくして出てきましたね。携帯電話に内蔵されてますし、小型ワンセグ受信機も多いですから、どれだけ需要があるのかと思っていたら、意外に対応機種はあるんですねぇ。

 ワンセグテレビ音声チューナー内蔵ラジオが出てきたことで、アナログ放送時代だと聴けなかったUHF帯の局も聴けるようになったのは大きいと思います。東京ではあまり影響はないと思いますが、大阪ではテレビ大阪が、名古屋では中京テレビとテレビ愛知が、福岡では福岡放送とTVQが聴けなかったのが聴けるようになったというのは大きいと思います。民放4局地域でも、アナログ放送時代にVHF局が1局地域だとTV1〜12chまでしか受信出来ないラジオだとあまり嬉しくなかったですよね。(^^;;

 それが全国各地で「受信出来ない局がなくなった」わけですからねぇ。ワンセグテレビ音声チューナー内蔵ラジオのおかげで。

 まだビデオデッキ(!!)が家庭にない頃、テレビ音声チューナー内蔵ラジカセもイヤホン端子に録音用コードを挿して録音するという方法を知らなかった頃、テレビのスピーカーにマイクを近づけてテレビの音声を録音していたことをふと思い出しました。

 いやぁ、時代は変わりましたねぇ。(^^;;