NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

情報処理安全確保支援士更新手続メモ

 こんにちは。最近馬力不足気味で、なかなか書けていません。いろいろ書きたいことはあるのですが、追い付けてないのが実情です。<(_ _)>

 今回は情報処理安全確保支援士更新手続を行いましたので、一連の手続に関するメモを残しておくことにします。これから手続される方の参考になればと思い、残しておくことにします。

 さて、2017年4月から始まった情報処理安全確保支援士制度ですが、この5月に制度見直しがありました。詳しくはこちらを御参照下さい。

www.ipa.go.jp

 昨年度の時点から話が出ていて、「詳細は5月に発表になります」ということでした。登録してからちょうど3年になる私としては、4月以降どうなるのかがハッキリ分からない状態ですので、IPAからの公表があるまで心配でした。

 上記URLを参照すると、2017年4月登録者に関しては特例措置があるそうです。(2017年10月登録者にも特例措置がありますが、私個人の話に限定しますので、っここは2017年4月登録者の話として進めます)

 2020年4月から半年間の経過措置期間が存在し、5月15日から8月1日までの間に過去3年間の講習を全て受講し、更新申請手続を完了しておく必要があるとのことです。

 大事なことなので、もう一度言います。

     8月1日までに更新申請手続を終えておきましょう!

 油断していると、あっという間に時間は経過してしまいます。気づいたら即対応が吉ですね。(これは私自身にも言ってることでして(^^;)

 具体的手続ですが、以下の通りです。まずは、こちらにある「更新の手引き」

を参照して下さい。一連の流れがこちらに書かれています。

 登録時と違って、他の役所で取得してくる書類はありません。いくつかのpdfファイルまたはWordファイルをダウンロードして記入します。

 申請書類は以下のページに一覧があります。こちらから各書類をダウンロードします。

www.ipa.go.jp

 実際に提出する書類は以下の通りです。

  • 申請更新書
  • 誓約書
  • 登録更新チェックリスト
  • 連絡先等変更届出書(変更がある場合のみ)
  • 情報処理安全確保支援士登録証(原本)

 以上の書類を漏れなくIPA簡易書留で送付します。

 簡易書留です。普通郵便で送付しないよう御注意下さい。土日に郵送する場合は、大きな集配局で出すことになります。大阪だと、大阪中央郵便局、京都だと京都中央郵便局になります。他にも各市に集配郵便局がありますので、そちらで手続して下さい。

 新型コロナウイルス対策の関係上、24時間受付していない場合もありますので、その点をあらかじめ確認の上、郵便局に足を運んで下さい。

 他に注意すべき点ですが、「情報処理安全確保支援士登録証はコピー不可で、原本を送って下さい」という点です。これはTwitterのフォロワーさんからの経験値ですが、「送付前に登録証のコピーを取って保管しておくこと」だそうです。新しい登録証が届くまでの間にコピーが必要になる場合に備えて、余分にコピーしておくといいというアドバイスをいただきました。

 そういうこともあり、郵送前に私もコピーを取っておきました。

 と、届出書は必須ではないです。各種登録事項に変更がある場合にのみ、合わせて申請可能であるという点です。変更事項がない場合は不要ですので、御安心下さい。

 もう一点。「チェックリストも同封する必要がある」という点です。これは意外にやらかしそうですので、今一度御注意下さい。

 郵送後、更新された登録証が届くのにどれぐらいの時間を要するかは不明ですが、こまめに郵便受けを確認しておくことをオススメします。不在通知が入っていて、1週間以内に受け取らないとIPAに返送されてしまいます。その場合の再送費用は申請者負担になりますので要注意です。

 以上を踏まえて、余裕を持って更新手続を実施しましょうというお話でした。<(_ _)>

※ 後で気づいたことですが、生年月日や日付は元号ではなく、西暦で記入するという点に十分御注意下さい。うっかり書き間違える可能性があります。(官公庁系の書類なので、元号でと考えがちですし…。(^^;)

iPhone SE(第二世代)を購入しました(1)

 こんばんは。5月16日(土)にiPhone SE(第二世代)を購入しました。理由は後回しにします。IIJmioの物理SIMを使っていますので、SIMロックフリー版購入一択でした。

 GW明けの時点では、Apple Storeも営業再開の予定が怪しいようでしたので、再開を待とうかと思っていました。どうもこの状況では見通せないことや、使っていたiPhone SE(第一世代)のバッテリーもそろそろヘタってきていたことや、10万円給付金申請でだ第一世代では対応してないことが気になっていました。

 で、たまたま調べていると、ヨドバシカメラでもiPhone SE(第二世代)SIMロックフリー版を取り扱っていることが分かりました。配達だけでなく、店頭受取も可能とありましたので、早速ネット予約することにしました。

 それにしても、iPad(miniを除く←もしかして、今はminiも販売してる?)はSIMロックフリー機をヨドバシカメラビックカメラでも販売していましたが、ついにiPhone SE(第二世代)までSIMロックフリー機を取り扱うようになるとは…。

 Apple的には販売チャネルを増やすということもあるのでしょう。端末と回線の分離が総務省の指導で進んだことの危機感もあるのかもしれません。他にはMVNOでの利用がそれなりにあるので、家電量販店で入手出来るようにしたのかなとも考えています。

楽天モバイルのMNO参入も関係しているのかな?と勘繰ったりしています)

 AppleCare付けて、ケースやフィルム等のアクセサリーを購入して、256GBタイプでも税込で10万円でもおつりが来るんですねぇ。コスパの良さに「乗り換えて正解だな」と感じました。256GBタイプを選択したのは、iPad mini 5側も256GBを選んだのでという理由が大きいです。写真を気軽に撮ると、それなりの容量が要るかなというのがありました。(動画を撮影するとなおさらですしね)あとは、電子書籍保存のためとか。

 御多分に漏れず、iPhone SE(第二世代)もeSIM対応ですので、iPadで契約しているIIJmioのデータプランゼロをこちらに移行させて、楽天アンリミテッドをiPad mini 5で契約するか、iPhone側で楽天アンリミテッドを契約するか思案中です。(^^;

 楽天モバイル検討の話や、10万円給付金申請の話は後日します。少々お待ち下さい。

 iPhone SEとは無関係ですが、情報処理安全確保支援士更新関係の話も近日中に書きますので、こちらも少々お待ち下さい。<(_ _)>

2020年度医療情報技師検定試験及び上級医療情報技師検定試験が中止に

 こんばんは。先日、今年の医療情報技師検定試験と上級医療情報技師検定試験が中止になったという発表がありました。直後に中止連絡のメールが医療情報技師育成部会から届きました。

 こちらは医療情報技師育成部会の中止に関するお知らせページです。

jami.jp

 2003年にスタートした民間資格で、今年で18年目になります。試験中止というのは初めてのことではないかと思います。(東日本大震災が起きた2011年も実施されました)

 実施日程を変更するといっても、これはこれでたいへんだろうと容易に推測出来ます。まず、会場を急に確保することが難しいだろうという点です。各地でまとまった人数の受検者が収容出来る試験会場を押さえないといけないわけですし。

 新型コロナウイルス対応で、外部の個人や組織に貸してくれる会場があるのか?という根本的な問題に遭遇します。

 さらに、試験となると、「密」は回避出来ません。受検者同士の間隔を取ろうとすると、従来よりも大きな試験会場を用意しないといけなくなるでしょうし、部屋数もより多く必要となるのは明白です。春期情報処理技術者試験も中止となりましたが、延期しようにも会場の確保が困難となると、中止を選択せざるを得ないでしょうね…。

日本経済新聞で1万人を超える情報漏洩事故が発生

 こんばんは。今回は日本経済新聞での情報漏洩事故について書いてみることにします。こちらは朝日新聞の記事からです。

digital.asahi.com

 一連の経過が詳しく書かれています。自組織のことを客観的に書くことは難しいのではないか?という判断で、ここでは日本経済新聞の記事は除外しました。<(_ _)>

 この記事にもあるように、標的型攻撃だったということのようです。8日の時点でウイルスが仕込まれていた添付ファイルが含まれるメールを受信したということだそうです。ウイルス感染したPCから12,000名強の個人情報が漏洩したとありますが、メール受信者はうっかり開いてしまったということになります。よく言われる「怪しいメールは開かないように」という台詞ですが、それだけ巧妙に書かれたメールだったということなのでしょう。そして、メールサーバなり、PCのウイルス対策ソフトで検知出来なかったというのは、従来の定義ファイルにはない新種のウイルスだったということなのでしょうか。(このへんはこの記事だけでは判断出来ませんが)

 この記事からすると、「12,000人の個人情報は漏洩したが、管理職やシステム管理者までは突き止めることは出来なかった(または、分かったんだけど、次の攻撃を仕掛ける前に対策を打たれた)」という風に読めました。

 社内LAN自体はトラステッドだと考えられているケースが多いです。「内部の端末やサーバは信頼する」という思想が根底にあります。現実問題、そこはある意味やむなしな面はあります。(そうしないと業務が回らないということは容易に想像がつきます)

 問題はそこから先で「攻撃を受けてしまうことを前提に考える」ということですね。昨今、攻撃を受けることは避けられないので、「受けてしまったとして、どうやって漏らさないようにするか」「怪しい兆候を如何にして早く気付けるか」「仮に漏れてしまったとして、傷を最小限に抑えるにはどうすればいいか?」というあたりを意識したネットワーク設計にしておくことが重要であることが分かります。

 「攻撃されないように鉄壁を構築する」ではなく、「攻撃されてるのは仕方ないので、その後の対応を迅速かつ的確に行うこと」の方が重要だという事例ですね。

IIJmioのeSIM(データプランゼロ)でインターネット共有をテスト(短めのネタ)

 こんばんは。今回は短めのネタになると思います。<(_ _)>

 先月末に導入したIIJmioのeSIM(データプランゼロ)についてあれこれ書いています。今回はインターネット共有に関するテストを行ったことについて書いてみます。

 クーポンを購入し忘れるという迂闊な失敗をしつつも、どうにかこうにかインターネット接続出来たIIJmioのeSIM設定でした。「一応、テザリングに関しても確認してみるか」ということで、ちょっとばかし試してみました。

 まぁ、現在使っているノートPCはLTE対応なので、既にデータ通信専用SIMを挿している状態です。なので、単体でインターネット接続出来てしまいます。その関係で、別にテザリングは使わないのですが、確認のためやってみることにしました。

 iOS/iPad OSの場合、テザリングとは表現せずに、「インターネット共有」と表現していますね。そこで、ここらについて試してみました。

 設定ですが、「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイル通信プラン」を確認します。ここでIIJmioのeSIMが指定されていることを確認します。

 その上で、「APN設定」を表示させます。ここで、「インターネット共有」の項目を確認します。「APN」には、iijmio.jp を。「ユーザ名」に関しては、mio@iij を。「パスワード」に関しては、iij を設定します。(このあたりはIIJmioのWebサイトにも書かれています)

 これらを設定して、「インターネット共有」をONにします。今回はUSB接続で確認しましたが、通常通りノートPCでのインターネット接続が出来ました。

 もし、iPhoneiPadテザリングが上手く行かないという方は、一度APN設定を確認の上、上記情報を設定すると上手く行くはずです。

 eSIM関係について、また新たなネタが出来ましたらアップしますので、暫しお待ち下さい。<(_ _)>

IIJmio物理SIM(au回線)とeSIMでスピードテストを試してみました

 こんばんは。先日、IIJmioのeSIMを契約して、あれこれ試しつつあります。以前の記事にも書きましたように、iPad mini 5に物理SIM(タイプA:au回線)を挿し、eSIMはIIJmioのデータゼロサービスを使用しています。(なので、両方共IIJmioの契約ですね)

 緊急事態宣言継続の影響で、auの電波が弱く、docomoの方が強い場所でどうなのか?というような使用感についてのテストは出来ていません。

 他に、テザリングに関するテストも実施予定です。ただ、これに関しては、手元のノートPCがLTE対応なので、わざわざする必要もないかなという理由で、まだ手を付けていません。(^^;

 ということで、今回はiPad mini 5にスピードテスト用アプリをインストールして実験してみることにします。ダウンロードしたアプリは、スマホ向け無料アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」です。こちらを使用して実験してみることにします。

 こちらは物理SIM(タイプA:au回線)で測定した結果です。

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 9日18時頃の測定結果です。au直ではなく、MVNOが借りている回線を使っているということもあって、当然ながら本家よりは遅いですね。(^^;

 そして、こちらはIIJmioのeSIM(データプランゼロ)で測定した結果です。こちらも9日18時頃の測定結果です。こちらはIIJmiodocomoから回線を借りてサービスを提供しています。

 結果を見てみると、au回線を使った物理SIMよりも速い結果が出てますね。「eSIMは遅い」というような書き込みを見かけたこともあるのですが、そうでもないなという印象です。

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 最後になります。こちらはiPad mini 5ではなく、手元のiPhone SE(初代)に挿しているIIJmioの物理SIM(タイプD:docomo回線)で測定してみました。上記2件と同様に、9日18時頃に測定しました。

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 こうしてみると、「docomo物理SIMサイコー!」という話になるわけですが、今度買い替えようと画策しているiPhone SE(2代目)のeSIMを使うのであれば、楽天モバイルのUN LIMITEDプランになるのかな?と漠然と考えています。

(あ、決してIIJmioのデータプランゼロがダメだと言ってるわけではないです。主回線にIIJmioのタイプDの物理SIMを挿して、副回線にデータプランゼロだと、どちらもIIJmioが借りてるdocomoの回線ということになるので、冗長化にはなりません。主回線がdocomoと直接契約している場合に、副回線にデータプランゼロを使うのであれば、主回線でのデータ通信利用量を越えてしまった場合の追加利用時のコストを抑える意味はありますが、IIJmio同士ではそれはないなと。(^^;)

 今度はテザリングについて書いてみる予定です。

IIJmioのeSIMを契約してみました(4)

 こんにちは。今日のネタはどちらかというと、オマケっぽい内容になります。

 昨日、いろいろと試してみたものの、上手く接続出来ないという状況に陥っていました。コントロールセンターで「IIJ LTE」と表示されるにも関わらず…。

 「設定」で「モバイルデータ通信」を試してみても、設定自体に問題はない…。「これは一体どういうことだろうか?」と思案して、IIJmioの利用状況を確認してみました。

 なんと、eSIM用クーポン購入が出来ていませんでした!

 いやいや、たいへんお恥ずかしいお話です。一連の手続きで購入したつもりでいてました。それがまさかの未購入とは…。orz

 で、早速マイページより1GB追加購入しました。これで無事にIIJmioのeSIMで接続可能であることを確認しました。

 IIJmioで物理SIMを契約して使用しているとプロファイル設定は不要

 今になってみれば、ごく当たり前の話ですが、最初はウロウロしました。物理SIMをIIJmioで契約している状態で、eSIMを追加契約する場合は、APN設定の追加不要なんですよね。IIJmioのページには、キャリアで主回線を契約している場合と、他MVNOで主回線を契約している場合については言及されています。「APN設定プロファイルは1つしかインストール出来ないので、どちらかは手動設定になる」といったニュアンスの記事があります。

 契約前にIIJmioのページを調べましたが、既にIIJmioの物理SIMを契約している場合のeSIM追加時の手順に関して、APN設定の追加作業は不要であるという点は見当たりませんでした。あまりこういうケースがないからかな?とは思いましたが、あると右往左往しなくて済みそうですね。(^^;

 余談になりますが、ネット上で調べたところ、eSIMでのテザリングに関しては、手動設定が必要みたいでしたので、念のため設定してみました。

 ただ、実際に使う場面がないんですよね。PCにはデータ通信専用SIMを挿していますし。(^^;

 ということで、今後は物理SIM(タイプA:au回線)とeSIM(docomo回線)の使い分けや、スピードテストなど諸々書いてみようかと画策しているところです。<(_ _)>