NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

寝かせたまま書きかけのネタをどうするか思案中

 こんばんは。今回は別の観点から少し書いてみることにします。

 普段、あちこちからネタ探しをしてきます。そのネタを基に記事を書くわけですが、「これはちょっと置いておいて、後で書いてみるか」というようなネタも当然あります。「明日書いてみよう」「いや、まぁもうちょっと落ち着いて時間が出来たら、じっくり考えて書いてみよう」などと思いつつ、ずるずると来てしまって、気が付いたらネタの鮮度が落ちてしまった…というようなことがあります。(^^;

 で、下書きフォルダを見てみると、最も古いネタ(死蔵品?)で1年ほど前になっていました。問診票のIT化が進んでいないという内容の記事を書こうとしていました。

 これはこれで書けそうならば、リメイクしてみようかと考えているところです。勿体ないというよりは、時間が経ってから背景や視点が変わってくることもあるので、アレンジして記事として成立しそうであれば、書き直してみるつもりです。

福岡大学NTPサーバ停止実験に関してもう少し

 こんばんは。福岡大学NTPサーバに関して、togetterにまとめがありましたので、目を通してみました。

togetter.com

 国内外メーカーの各種NW機器に参照先のNTPサーバとして値が書かれていたり、ROMに焼き付けられていたりするケースがあり、自分たちにとっては本意でない使われ方をしているところもあるので、大規模貰い事故的な要素もありますよね。

 たとえ貰い事故でも、どうにかしないといけない。今後サービス(別に福岡大学外の方々に対してサービスを提供しているわけではないですし、その必要性もないというのもあると思います。このおかげで自分たちの組織のリソースを消費されているという問題もあるわけですし。)

 まとめ中のツイートにも「やめる方法はある」と書かれているので、どういう方法で止めるのかはたいへん興味があります。

 と、この中にある「そもそもNTPを時刻同期のために使っていないケースもある」ってのも正直いかがなものかとは思います。確か、海外のメーカー製のNW機器で死活監視のためだけに、福岡大学のNTPサーバに対して頻繁にpingを送るというケースがありましたね。

 とにかく無事にソフトランディングされることをひたすら祈ってます。

 

個人的に気になってる個人向けeSIM対応

 こんばんは。今回はIIJmioが個人向けeSIM対応というネタを取り上げてみることにします。impressの記事とIIJmioの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

www.iijmio.jp

 現時点でのサービス提供形態はデータ通信専用みたいですね。なので、物理SIM側ではMNOの音声対応回線で契約しておいて、eSIMはIIJmiodocomoまたはauのデータ通信専用回線として用いるという形を想定しているのでしょうね。

 他にMNOが提供しているメールアドレスを手放さずに、IIJmioのデータ通信専用SIMを使うことを想定していたりするようです。

 個人的にはメインにMVNOでもMNOでも構わないですが、音声対応回線用SIMを挿しておき、eSIMでは記事を読む限りでは、docomo回線限定ともau回線限定とも書いていないので、どちらでも対応出来るのではないかと推測しています。

 対応機種は最新のiPhone及びiPadの各機種という風に理解しておいていいのかなと。

 因みに、まだβ版のようですので、これから本格的サービス展開を行うためのトライアル的な要素もありそうです。

 これでiPad mini 5(第5世代という意味)を買う動機づけになりました。Apple PencilよりもeSIMのメリットの方が大きそうです。(^^;

AMラジオ47局全局でワイドFM親局設置完了へ

 こんばんは。7payの話については、もう少し書いてみるつもりです。ただ、現時点では全容が分からないことと、次から次へといろんなことが出てきています。追い切れてなかったり、整理出来てなかったりということで、明日以降送りにします。<(_ _)>

 で、今日は別の話題です。日経xTECHの記事からです。

tech.nikkeibp.co.jp

 ついにAM全局出揃った(正確には「出揃うことになった」ですね)ことになります。長かったですよね。6年ほどかかったことになります。

 昔から、AMラジオの難聴取対策はいろいろなされていました。特に日本海側各放送局は夜間の大陸からの強力な電波の混信に悩まされていました。昔から北日本放送(KNB)は熱心に対策に取り組んでましたね。富山に本局があるのですが、こちらも夜間の混信はたいへんだったようです。テレビの音声多重放送の副音声を使ってラジオ放送を流していたということもあるようです。(ステレオ放送時は放送してなかったような話だったような…)

 まぁ、これもラジオ・テレビ兼営局だから出来る技なんでしょうが。(^^;

 それ以外にも、例外的にFMで中継局を作ったりしてました。これはワイドFMが始まる前の話です。

 そのような背景もありますから、ワイドFM導入は比較的早かったはずです。東京や名古屋の各局よりも早かったはずです。(大阪の各局は東京や名古屋よりも開始が遅かったです)

 海外からの混信以外にも、近年では電子機器のノイズの影響や、鉄筋の建物が増えたことにより、室内での受信環境が大幅に低下したということも影響しています。特に都市部ではAM放送を受信しにくくなったというのはあります。

 これらも大きな影響でしょうね。それ以外にも、東日本大震災東北放送のAM

ラジオ送信所が大きな被害を受けて、一時送信出来なかった(予備送信所からの送信になった)ということも影響があったとされていますね。

 ここに来てようやく、今まで目立った動きのなかった最後の3局(RFラジオ日本西日本放送高知放送)が開局に向けて動き始めたという状況です。

 それにしても、偶然でしょうか。この3局がNNN・読売系であることは。

 これでAMチューナー非搭載で、76~108MHz対応のFMチューナーのみの機器でもAM各局の放送(の内容)を受信出来るようになるわけですね。手持ちのSONYBluetoothイヤホンSBH50もワイドFM対応にならないものかと思います。(^^;

7payについてちょっと気になったことを書こうとしたものの…

 こんばんは。7payについて何か書いてみようと、ざっとTwitter上のTLを追ってみただけでもうお腹いっぱいになりました。(^^;

 技術面から追えばいいのか、経営陣の記者会見から追えばいいのか、ユーザー側の側面から追えばいいのか、あまりにも情報が多過ぎてさっぱり見当がつきません。

www.itmedia.co.jp

news.yahoo.co.jp

www.asahi.com

 最初の記事で、「脆弱性は見つからなかった」と釈明してますが、これは「脆弱性は見つけられなかった」が正解なんじゃないでしょうか。あと、外注先の会社から品質やセキュリティにあれこれ指摘があったのを黙殺した可能性はないか?という点も疑っています。他には納品された成果物をテストせずに、そのまま受け入れてたんじゃないだろうか?とも会見記事などを読んでいて不安を覚えました。

 いろいろツッコミどころがあり過ぎて、何から手を着ければいいのか分からないほど多種多様に渡ってますよね。ネタが。社長が二要素認証を知らずに、記者に聞き返したとかいうような話もあります。

 ここで最も大事なのは、社長が適切な判断を下せてなかったという点でしょうか。「分かるように説明してくれなかったから」という釈明があったという話も聞こえてきます。他責にする時点でどうなのかなと思いました。

 追い付けてないですし、消化しきれてないので、引き続きウォッチして行きます。

【京大AWS移行】オンプレミス派を説き伏せたということだろうか

 こんばんは。今回は京都大学がオンプレミスで構築していた基幹系をAWSに移行したという話題です。こちらはITmediaの記事からです。

techtarget.itmedia.co.jp

 少し前に各大学がメールサーバの自前運用から撤退して行く動きが顕著でした。自前でメールサーバを運用・維持するだけのメリットがなくなってきたということが大きいようです。そして、もう一つの理由として、運用・構築出来る人材がいなくなってきたということもあるようです。となると、人も育てることが出来ませんから、自ずとアウトソーシングという形になって行くのでしょうね。

 で、今回の基幹系AWS化も延長線上にあるんだろうなと思っていたら、どうも違っていました。上記記事にありますように、BCPとDRが主目的なようですね。人的問題やコストダウンの要求や停電時対応等の問題もあるのだろうと思っていましたが、これはそこまで大きな目的ではなかったようです。

 京大は本部が京都市内の百万遍にあります。断層があるとのことで、一箇所に集めておくのは危険だという判断に基づくようです。京大は北は北海道・中標津から、南は九州・屋久島まで全国各地に研究施設を持っています。基幹系がダウンしたら、全国の京大関連施設での業務に大きな支障が生じます。

 ということを考えると、クラウド化は当然の帰結かもしれません。各種サーバ群をクラウド化して行くことで、部局管理の各種サーバも巻き取ることが出来るようになります。部局側の負担も本部側の負担も大幅に減らすことが出来そうです。

 BCPとDRに関しては、本部側もそうですが、どちらかというと遠隔地施設のメリットが大きいのではないかと見ています。遠隔地施設だと、人員的には本部に比べると少ないですし、兼務でなんとか回しているケースも想定されます。災害時に自力でなんとかするにも限界があります。オンプレミスだと本部からの応援も期待出来ないでしょうが、比較的短期間で最低限の業務再開は可能になるのではないかと考えられます。

 そういう意味では、「なるべくしてなった」というのが正解なのでしょうね。

【メモ】2017年個人情報保護法改正点のおさらい

 こんばんは。昨日書きましたように、空き時間に勉強したことをアウトプットしてみることにしました。インプットだけでは消化しきれないでしょうし、アウトプットすることでより身につくと考えています。

 今回は2017年個人情報保護法改正点について少々書き出してみることにします。以下の点を押さえておけば良さそうです。

  1. 「個人情報」の再定義
  2. 個人情報取扱事業者」の範囲拡大
  3. 「匿名加工情報」が新たに定義される
  4. 利用目的の制限緩和
  5. オプトアウトの厳格化
  6. データベース提供罪の新設

 などが挙げられます。細かい話は次回以降して行きますが、1.で変わった点というと、「生存する個人に関する情報」で、「氏名や生年月日等の情報や、容易に紐づけることが出来て、特定個人が識別可能なもの」といったところでしょうか。個人情報で定義される範囲が広がったようです。

 2.では、個人情報をデータベース化して扱っている件数が5000件以下であれば、個人情報取扱事業者ではなかったのですが、2017年の改正からは件数に関係なく個人情報取扱事業者に認定されるようになりました。なので、全ての法人や個人事業主が対象になるということです。

 3.以降については、機会を見て書き出してみることにします。<(_ _)>