NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

ドトールの店内Wi-Fi接続手続が簡略化

 こんばんは。今回はドトールWi-Fi利用手順が簡略化されるという話題です。こちらはマイナビニュースの記事からです。

news.mynavi.jp

 今回の目的は、訪日外国人に対する利便性の向上を目的としているようです。14言語に対応しているそうです。それだけ外国人利用者が多いということでしょうか。「街中でWi-Fiが使えない」という類の要望は多いようですが、カフェなどで提供されていても、どうやって使えばいいかということを店内スタッフが説明することも負担になっているのだろうというのも想像がつきます。

 この部分は推測に過ぎませんが、空メールを送信後、返信のメールに書かれているコードをWi-Fi接続時に入力するということが分かりにくい面があるのかもしれません。

 いくつかのステップを踏まないと使えないという点が障害になっていると考えたのでしょうか。それでも3時間使えるというのは大きなメリットではあります。

 今回の変更で、SSIDを指定すると、ブラウザに表示される利用規約画面を承諾することで使えるようになるらしいです。

 この場合、利用者の確認はどうやっているんだろうか?という点はこの記事からは推測出来ません。(このへんは普段利用しているドトール店舗で実際に接続してみて確認してみます。近所のドトールではまだ対応していなかったように記憶してます。)

 不正利用に対して、利用者をどう特定するか?という問題はWi-Fi接続環境を提供しているベンダにとっては頭の痛い問題ではないでしょうか。店側も無関係ではいられないでしょうから、このあたりをどう考えているのかも少々気になります。

 利用者側の観点からすると、VPNソフトはインストールしておきたいところですね。無線区間は平文での通信になると思われますので、httpsやsmtpsやpop3sやimapsなどの通信経路が暗号化されている通信のみを使う、クレジットカード情報などの情報を入力する必要のあるWebサイトへのアクセスは控えることなどが注意点と考えた方が良さそうです。

 新Wi-Fi環境展開は徐々にでしょうから、近所のドトールで使えるようになったらレポートします。