NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「医療関係にもブロックチェーン導入?」という記事を書きかけていました

 こんばんは。ブロックチェーンに関して、いろいろと取り上げられる機会が増えてきました。こちらはimpressの記事からです。いろいろ考えていて、気が付いたら1ヶ月以上経過してしまいました。(^^;

internet.watch.impress.co.jp

  森友問題の文書書き換え(「改竄」ではなく?)問題で、「ブロックチェーンを導入すれば全て解決」みたいに語る国会議員や識者がおられます。ブロックチェーン薔薇色万能論が語られてますが、決してそんなことはないと思います。ブロックチェーンで解決出来ることとそうでないことの仕分けはすべきでしょう。改竄されていないことであれば電子署名でしょうし、書類自体が存在していることや作成時刻以降の改竄がないことを証明するためには時刻認証局によるタイムスタンプでしょう。中には「とりあえずブロックチェーン導入とか言っとけばウケがいいだろう」とか考えている人もいるのではないかと懸念しています。

 よく分かっていないことも多いですので、私自身ももっとブロックチェーンについて勉強しないといけないなと痛感しています。

 こちらは医療情報管理にブロックチェーンをというお話です。ITmediaの記事からです。

techtarget.itmedia.co.jp

 医療情報にもブロックチェーン導入をというようにも読めますが、どうなんでしょうか。研究段階ではいいのかもしれませんが、即刻導入ということであれば、時期尚早かと思います。前述の内容の通り、現状の技術でカバー出来ることとそうでないことの切り分けが必要でしょう。後者に関してブロックチェーンが適用可能な場面はどういう点かという点を明確にして、どのように適用すべきかを考えて行くことが大事かと思います。

 新しいものに飛びつくこと自体は悪くはないですが、盲信的になるのは少々危険かと思います。