NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

東京の大雪とリスクマネジメント

 こんばんは。今週月曜日の東京での大雪が大きなニュースになりました。ちょっと気になったのが、「首都圏の交通はあまりにも雪に弱過ぎる」というような意見がありました。それに対して、「雪国のように雪害対策で道路を拡張したり、鉄道にしても雪害対策コストも馬鹿にならない」といったような意見も聞かれました。

 東京で大雪になるのは多くても年1回程度だそうです。(大阪はほとんど降らないので、東京以上にピンと来ません)年1回の大雪ならば、下手にコストをかけるよりは受け入れるしかないだろうと。それが現実的落としどころではないかという意見があります。

 これをリスクマネジメントに当てはめると、「東京では年1回の大雪で発生する社会生活の混乱を甘受する」=リスク保有と解釈出来そうです。

 リスクマネジメントで言うところのリスク対応は、リスク回避とリスク移転とリスク保有の3種類存在します。

 では、リスク回避とリスク移転が何に相当するのか考えてみました。リスク回避だと、「降雪時は官公庁・企業・学校は休みにする」というところでしょうか。下手に営業すると、従業員等が職場に到達するまでに事故に巻き込まれるかもしれません。無理に営業することにより、事故を引き起こす可能性も否定出来ません。無理に営業することにより発生するリスク要因を除去するという意味合いでは、リスク回避だと考えます。

 最後に残ったリスク移転ですが、これがどのような状況に該当するのか思いつきませんでした。一般的には保険を指しますよね。この場合の「保険」とは何を意味するのかが悩ましいところです。バックアップ機能を持たせた大阪支社で業務継続というケースが該当するのでしょうか。リスク移転についてはぴったり当てはまる事例を思いつきませんでした。ちょうどシステム監査の勉強をしていて、セキュリティに関する項目が出てきました。たまたま大雪に見舞われたので、事例を当てはめて考えてみました。