【年末年始特別進行】アキラ100%股間露出未遂事故(!?)を情報セキュリティ的観点から考える
あけましておめでとうございます。昨年はたいへん御世話になりました。本年も昨年同様宜しくお願いいたします。
さて、本年最初の記事ですが、元日早々話題になってますねぇ。アキラ100%氏の股間露出未遂ですね。事の発端は、本日フジテレビ系で放送された「初詣ヒットパレード」内でのアキラ100%氏のネタで起きました。サンスポ.comの記事からです。
私自身はリアルタイムで見ていたわけではないので、あくまでネット上の記事上の情報しか持ち合わせていません。そのままボロンとしてしまったわけではないそうです。毛も含めた「そのものズバリ」は露出しないように対策は施されていたようです。
さすがに生放送で「そのものズバリ」がこんにちはしてしまうのは、御本人の問題だけでなく、テレビ局側の対策にも問題があるという話になるでしょう。
今回の事件(!?)に関する記事や、ネット上の反応などを読んでいるうちに、情報セキュリティにも通じるものがあるように思えてきました。
よく言われる「『LAN側に侵入されるのは仕方ない』という前提で考えて、『侵入されても外部に情報が出て行かないようにする』という方針で設計・対策する」という話にも通じます。
今回の事故未遂の場合、最も起きてはいけないインシデントは
「『そのものズバリ』がこんにちはしてしまうこと」
なわけです。これだけは何が何でも回避しないと、テレビ局的にも芸人さん的にも事務所的にも拙いです。
では、「こんにちは」しないようにするためには、どのような対策を取ることが出来そうかを列挙してみました。
- 厳重に前貼りをしておく(芸人側が取るリスク軽減策)
- 「そのものズバリ」の位置に磨りガラス設置(テレビ局側のリスク軽減策)
- 映った場合、瞬速でカメラを切り替える(テレビ局側の事後的対策)
- 映ったら自動的にモザイクがかかるカメラの開発(メーカー側への対策依頼)
- 生放送でアキラ100%氏を出演させない(テレビ局側のリスク回避策)
- アキラ100%氏が生放送ではお盆芸を封印(事務所&芸人側のリスク回避策)
- テレビを見ない(視聴者側のリスク回避策)
とまぁ、こんな感じでしょうか。「どうしても放送しないといけないのかどうか」「放送する場合のリスクとリターンをどのように考えるか」「仮に事故が起きてしまった場合、どのような形で収拾を図るのが良いのか」など、セキュリティ事故が発生した場合の対応や、未然に防ぐ場合の事前対策にはどのような形があるのかというようなことを元日から考えさせられたニュースでした。