PCデポ株周りの状況と二転三転する社長の見解
こんばんは。昨日はPCデポ周りの動きが少々賑やかな印象がありましたね。まずは今日の株価終値が697円でしたね。一時657円まで割り込んだものの、40円持ち直しました。週末に新しい事実が発覚すると、週明けさらなる株価下落が起きるかもしれません。
株価下落以外にも問題はあります。分かりにくい上に高い契約を結ばされ、解約料も法外に高いという問題について、組織としての問題なのか、特定店舗限定の問題なのかという点について書かれた記事があります。
この記事では社長が「組織ぐるみではない」と表明し、「特定の店舗と顧客の契約上の問題だ」と説明したそうです。仮に特定店舗の問題であるとしたら、なぜわざわざ現社員・バイトだけでなく、退職した元社員にまで「手紙」を送ったりしたのでしょうか??? 疑問が残ります。
なお、こちらは時事通信社のニュースです。
かと思えば、ダイヤモンドオンラインの記事には「店や従業員の暴走ではなく、経営体制の問題だった」と上の記事とは正反対のコメントをしています。特定の店舗での問題だということと矛盾しませんか???世間の反応を見て、慌てて火消しに走っているようにも見えます。このあたりが信用を落としているんじゃないかと思えてなりません。
ダイヤモンドオンラインの購読契約も含まれていたこともあったので、「都合の悪いことは書けないのではないか?」と邪推してしまいます。「顧客が10台サポート限定のiPad優待を望んでいた」「10台プランは防げなかった」とありますが、そもそも認知症である顧客に適切な判断能力があったのか?という話になります。言い分にはかなり無理があるように思います。そして、第三者委員会により調査する気もないというのも、逃げの一手にしか映らないんですよね。「第三者委員会に調べられたら都合の悪いことが山ほど出て来るんじゃないか?」と邪推されても仕方ないですよね。
さらに、ケーズデンキがPCデポ株を全て売却したとの報道がありました。日本経済新聞の記事です。
持ち合い株を全部売却するのですから、今回の一連の騒動を受けてのことだろうと考えるのが妥当でしょう。これが他の大株主の売却にも影響を及ぼす可能性もありますし、今後の株価下落を予測した損切りなのかもしれません。
さて、週明けの株価がどうなるのかと、記者会見は不可避なんじゃないかと思っているところです。