NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「DNSとは何なのか?」を他分野から来た課長に噛み砕いて伝えてみる

 こんばんは。3月最終の週末が終わろうとしています。進学や就職で地元を離れる人も多いんじゃないでしょうか。今日あたり東京へ移動するのに新幹線や飛行機に乗られた方も多いんじゃないかと推察します。住み慣れた街を離れて新しい土地に移り住むのは勇気がいることですよね。4月からの新しい生活もきっと楽しいこともあると思いますので、気持ちを切り替えて前向きに行きましょう。

 さて、今日のネタですが、昨日までが素人に引き継ぐ話でしたが、今回は情報システム課に新しく赴任してきた課長さんを想定したお話にしてみようかと思います。サラリーマンである以上、異動・転勤はつきものです。必ずしもその筋の専門家がやって来るとは限りません。課長とはあくまで船頭なので、大枠を示せればいいのだと思います。詳細な技術論までは必要なく、進路を間違わなければいいわけです。あくまで概略を的確に掴んでいれば、明後日の方向に進んでしまうことはないと思います。
 これらを踏まえて、例えばDNSをどういう風に新しい課長さんに伝えればいいかを考えてみます。別にIT系に限らず、他分野でも通用するような内容にして行く予定です。
 新しい課長さんとの会話で「DNSが…」というような話になって、「DNSって何?」と聞かれたとします。この場合、どう答えるのが適切でしょうか?「MXレコードが…NSレコードが…。」などと言い出すと、課長さんも「%#&¥@$*」とパニックになり兼ねません。そこは思い切ってバッサリ切り捨ててシンプルに「ホスト名とIPアドレスを紐付けて相互に変換するサービスです。」と言い切ってしまった方が混乱しなくていいと思います。DNSの基本となるサービスのキモはここにあると思いますので、まずはその部分を確実に伝えておけばいいでしょう。付随することや、もっと深いことは必要に応じて伝えておけば問題ないはずです。基本さえきちんと押さえておいてもらえれば、その上に乗せるものは案外難なくクリア出来るじゃないでしょうか。一度にいろんなことを伝えようとすると、相手は消化不良を起こしてパニックになると思います。
 相互変換で分かりにくければ、「電話で言うところの104みたいなもんですよ。」と言ってしまってもいいかもしれません。もちろん、厳密に言えば正しくありません。が、「誰々さんの家の電話番号」を聞くとして、「誰々さんの家」がホスト名で、「電話番号」がIPアドレスだという風に説明すると、腑に落ちるんじゃないでしょうか。さすがに104では電話番号から所有者の名前を教えてくれたりはしませんが。(^^;;  なので、正引きを名前→電話番号、逆引きを電話番号→名前と説明出来そうです。で、104では逆引きはしてませんということも伝えておけば分かりやすいかもです。
 ですので、例え話と簡略化した説明で上手く乗り切れるように思います。