いくら属人性を排除しようとしても、別の理由で排除出来ない悩ましい問題は残り得るんですよね。
と、前置きが長くなりましたが、今日も引き続き「DNSサーバ構築・管理を素人に1から教えるとしたら(3)」で行きたいと思います。一通り説明が終わって、実技も終えた後に基本的なことを確認しておいた方がいいかもしれません。一番怖いのは「単に一連の手順を形式的に丸暗記しているだけ」というケースです。これは何か起きた場合に応用が利かずフリーズしてしまう恐ろしい結末を誘き寄せてしまいます。きちんと基礎を叩き込んでおいて理解させるということが不幸を招かない重要なポイントではないでしょうか。何かあって「なんとかしてくれ」と新しい職場にヘルプの電話がかかってきたらかないませんしね。(^^;;
本当に基本的なことですが、「DNSはホスト名とIPアドレスの対応付けをして、正引き/逆引きを出来るようにする等のサービス」ということをきちんと理解していることを今一度確認しておきたいところです。ごく当たり前のことですけども、ここを理解してないと上に乗せたものが一気に崩壊する危険性が高まります。(^^;;
と、その上に乗せるとしたら、「DNSは階層構造になっている」ということでしょうか。組織内であれば、サブドメインの親ドメインとの委譲関係を理解するきっかけにつながりそうです。サブドメインに権限を委譲する際に親ドメイン側でサブドメインのDNSサーバをNSレコードで記述するということをマスターするきっかけになるかと思います。
外部向けとなると、(引き継がされる側にとって)もっとややこしいことが出て来ますが、そのあたりは次回送りにさせて下さい。