NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

Rakuten Link仕様変更が6月24日からに延期

 こんばんは。Rakuten Linkの仕様変更が若干遅れるという記事が出ていました。こちらはimpressの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 「6月15日から仕様が変わる」ということだったので、15日にiPad mini 5で楽天モバイル以外のキャリアの携帯電話にSMSが送れなくなることを確認しようと思っていました。

 iPadのメッセージアプリ単体ではSMSは送れません。相手がiPhoneを使っていれば、iMessageで送信出来るはずですが、そうでなければ詰んでしまいます。

 実質的には「Rakuten Linkユーザー同士のメッセージアプリ」になってしまいますから、iPadでのRakuten Linkの利用価値はほぼゼロになるのではないかと見ています。

 このあたりを24日試してみようと考えています。今のところ思いつきませんが、仕様変更で逆にプラスになる面が出て来るのかどうかも検証して行く予定です。

IIJmioギガプランのデータシェア機能を設定してみました

 こんばんは。6月1日からIIJmioギガプランでデータシェア機能や5Gオプション等のサービスが開始されました。

 ということで、早速設定を行いました。5月中は各プラン毎の融通が利かないので、iPad mini 5側に関しては、極力楽天モバイル側のSIMを使うようにしてきました。VAIO側はWi-Fi環境が整っているカフェ等で使うという風にして、どうにか凌いできました。

 データシェアを組む場合、例えば24GBでとした場合、8GB+8GB+8GBとするよりも、20GB+2GB+2GBとした方が安くなるという料金体系である関係で、主機器の寄せた形にしていました。(なので、先月はなかなかつらかったです)

 IIJmioの会員専用ページから入って行くわけですが、専用のグループを作って、その中にシェアしたいプランを指定して行くという形になります。3プランまとめて24GBとした運用になった次第ですが、スマホアプリ「みおぽん」では1日ごとの使用量は確認出来ても、グループとしての残量は確認出来ない状況になっています。今月中に新アプリリリースと言われていますので、それまではブラウザ上で確認することになります。

 ファミリーシェアプラン利用時は、音声+SMS(au回線)+データだったので3260円(税抜)でした。これがギガプランでは音声+データ+eSIMで2960円(税抜)になりました。

 12GBだったのが24GBになっても、300円(税抜)下がるという状況になりました。

 もう少し様子を見て、音声SIM側が15GBでも良さそうなら24GB→19GBにしようかというところでしょうか。

 タブレットとeSIMの相性はいいと思いますので、eSIM対応のタブレットをお使いの方はeSIMでの利用を検討されてはいかがでしょうか。

医療情報技師検定試験申込しました

 こんばんは。先程、医療情報技師検定試験に申し込みました。昨年は新型コロナウイルスの影響で試験そのものが中止になりました。今年は実施予定ということのようです。そのため、科目合格が1年分延長になりました。

 ということで、今回は医療情報システムと医学・医療の2科目を受検することになります。今秋の情報処理技術者試験でシステム監査技術者試験受験もありますので、どうやって効率よくこなすかを考えて行かないといけない点が悩ましくもあります。

 記述式試験ではなく、選択式試験である分、少し気が楽ではあります。ただ、スマホアプリがないので、試験対策をどうしたものかなと思案中ではあります。

 システム監査と並行しつつ、8月22日に向けて合格を目指します。<(_ _)>

(小ネタ)iPad mini 5での楽天モバイル物理SIM+IIJmio eSIM運用に変更

 こんばんは。5月からIIJmioのギガプランに移行しました。ギガプランとしては安くなったのですが、ファミリーシェアプランで使っていた頃のように、各機器で容量をシェア出来ないのがつらいところです。

 データシェア機能は6月提供開始ということなので、今月はiPhoneiPadVAIOと個別の運用になってしまいます。(この点が少々つらいところではあります)

 楽天モバイルの1年間無料期間が6月末で終了することもあり、「どれぐらい使うのか?」が4月のギガプラン移行時点では読めませんでした。新旧料金を比較して、ファミリーシェアプランの倍の容量である24GBで考えてみることにしました。

【各機器のデータ通信容量の割当を考えてみました】

 ここで悩んだのは、各端末毎の仮の配分です。「結局括ってしまえば一緒だろう」と料金を確認する前は考えていました。しかし、そうではないことに気づきました。

  • 音声8GB
  • データ8GB
  • eSIM8GB

 だと、(1,380+1,280+1,000)×1.1=3,660×1.1=4,026円 ということになります。

 これを以下のように割り当てて試算してみました。

  • 音声20GB
  • データ2GB
  • eSIM2GB

 この場合、(1,880+680+400)×1.1=2,960×1.1=3,256円になります。音声2GB・eSIM20GBにしても同額になります。ただ、iPhoneの使用頻度とiPadの使用頻度を考えると、前者の方が現実的かなという判断でした。

【1ヶ月2GBではiPad側の利用が少々心許ないです】

 そこで少々考えてみました。iPad mini 5では、物理SIM側はIIJmioau回線SMS対応SIMを使っていて、eSIM側は楽天モバイルを使っていました。

 IIJmioのeSIMを使いつつ、物理SIMスロットを有効に使いたいということで、楽天モバイル側を物理SIMに変更して、IIJmioのeSIMを契約しました。

 両方ともeSIMでもいいと言えばいいのですが、iPadの場合、両方とも「有効」と表示されるので分かりにくいという判断もありました。(切り替えが面倒そう)

 楽天モバイルの物理SIMが無事届き、早速試してみましたが、楽天モバイルに切り替えた際にアンテナピクトが表示されず、通信出来ない状態でした。IIJmioのプロファイルを削除しても解決せず、悪戦苦闘していました。

 フォロワーさんからTwitter上でリプをいただき、「my楽天モバイルでの開通作業が必要かも?」ということでしたので、早速試してみました。

 すると、無事にアンテナピクトが表示され、APN設定することで問題解決しました。それまでにiPhone SE 2に挿してみてもダメだったので、物理SIM自体の問題か?と思っていたのですが、そうではなかったようです。

 「物理SIMに交換した際には、my楽天モバイルでの開通作業を行う」ということのようです。eSIMの場合はこれを実行した記憶がないのですが、オンライン上で確認出来るという意味なんでしょうね。(物理SIMの場合は事情が異なるのかもです)

 【楽天モバイルIIJmio各SIMの動作確認作業】

 iPhoneでの楽天モバイルIIJmioの組み合わせ記事は割と見かけるのですが、iPadはあまり見かけませんでした。そこで、備忘録代わりに書いてみることにします。

 まずは、物理SIM側(楽天モバイル)です。 

f:id:amagasaki820:20210522151843j:image

 「モバイル通信プラン」が「SIMカード」になってますね。楽天モバイルはiPhone6s以降には対応していますが、iPadは未対応です。そのため、キャリア名が表示されないという状態になります。5G対応のiPad Proが発売されたことですし、iPadの早期対応を期待します。

 「ネットワーク選択」は「Rakuten」が表示されます。「自動」を意図的にOFFにして、一番上に表示される「Rakuten」にチェックを入れます。そうすると、楽天モバイル自社回線を掴んでくれます。

  続いてIIJmio側です。「モバイル通信プラン」の切り替えに若干時間を要します。こちらもキャリア名が表示されないんですね。iPhone同様にプラン名のリネームが出来るように改善を期待します。>Appleさん

 「ネットワーク選択」はIIJと表示されます。ここはdocomoではないんですね。このへんはフルMVNOの強みだなと感じました。

f:id:amagasaki820:20210522151921j:image

  なお、APN設定は楽天モバイルIIJmio共に直接記入しています。IIJmio側はAPN構成プロファイルの利用も可能です。ただ、その場合は、先にIIJmioのeSIMをインストールしておき、プロファイルをインストールします。その後、楽天モバイルの物理SIMを挿してAPN設定を手入力します。これで無事に両方共通信出来ることを確認出来ました。

 APN設定の優先度については、以下のURLに詳しく記載されています。

king.mineo.jp

  • APN構成プロファイルは片方しか適用されない
  • 手入力APN設定が最優先
  • APN設定がない場合は構成プロファイルを参照

 このあたりを押さえておけば大丈夫なようです。

iOS版Rakuten Link改悪(?)はiPadでの利用にどう影響するか?

 こんばんは。今回は先日発表されたRakuten Linkの仕様変更に関連した問題について書いてみることにします。こちらはimpress「ケータイWatch」の記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 6月15日から仕様変更になるそうです。概略を挙げると以下の通りです。

  • Rakuten Linkを使っていないユーザーからの着信は標準アプリに
  • 掛け直す場合はRakuten Linkを使わないと課金される
  • 海外のRakuten Linkを使っていないユーザーからの着信有料化
  • SMSもRakuten Linkを使っていないユーザーへは標準アプリ
  • SMSはRakuten Linkユーザー同士でないと有料化
  • SMS受信に関しては国内・海外共に無料

 今回の仕様変更を「改悪」と捉える声が多いようです。少数派のようですが、「標準アプリでの着信となることで、Apple Watchで着信が確認出来るようになる」という…を歓迎する向きもあるようです。

 これに関して、標準アプリでの着信ということは、楽天モバイル圏外では通話・SMS共に出来ないことになります。(ただし、Rakuten Linkユーザー同士なら可能?)

 一部で言われている「楽天SIMなしiPhoneで通話」もNGになることが予想されますし、また、「楽天モバイルの物理SIM+IIJmioのeSIM 2GBの組み合わせでの3GB月440円運用」も破綻することになると推測されます。

 ネット上では、iPhoneに関する影響しか見かけませんが、iPadに関する影響も出て来そうです。「Rakuten Link経由でのSMS送受信が(事実上)出来なくなるのでは?」という点です。「SMSも標準アプリになる」という記述から、iPadのメッセージアプリ単独ではSMS送受信が出来ないはずです。iPhoneとの紐づけが必要だったはずです。

 となると、相手がRakuten Linkを使っている場合のみSMS送受信可能だと推測されます。こうなってくると、「iPadで使用する場合は、データ通信専用SIMと割り切る必要があるのかもしれない」と考えつつ、6月15日を待つことになりそうです。

東京・大阪の大規模接種会場予約にLINEが予約手段に含まれている件

 こんばんは。今回は東京と大阪の新型コロナウイルスワクチン接種のための大規模会場予約に関するネタです。こちらはITmediaの記事からです。

www.itmedia.co.jp

 予約方法として、専用WebサイトとLINEと電話窓口が用意されているとのことです。電話窓口に関しては、高齢者がITに不慣れである人も少なくないとして提供されているそうです。専用Webサイトも理解出来ます。電話が殺到してつながらないケースもあるでしょうし、オペレーター対応にも限界があるでしょう。24時間受付も可能なので、予約する側としては便利ではあります。

 さて、ここでLINEが出てくるのが少々疑問です。確か、LINEは個人情報管理の問題で国から行政指導を受けていたはずです。個人情報保護法にも抵触しそうな問題もあったような記憶もあります。(このあたりは玉虫色だったかもしれません)

 どうもすっきりしない状況下で、行政がLINEを使った予約サービスを提供するというのは問題ありなのではないでしょうか。「どうせ忘れてるだろう」とか、「便利だしいいよね」とか安直に考えているんじゃないかと思えてなりません。

 情報管理が適切に行われているのかどうか、安心して任せられるだけの根拠を政府側は示していただきたいものです。行政指導だけで済ませて手打ちで本当にそれでいいのか?というツッコミは入れたくなります。

テレワーク実施率開示は官公庁側の方が先では?

 こんばんは。今回はテレワーク関係の話題です。こちらはYahoo!ニュース(読売新聞)の記事からです。

news.yahoo.co.jp

 この記事は8日朝の読売テレビ系「ウェークアップ!」での発言に関連する内容かと思われます。同番組で西村大臣は大企業におけるテレワーク実施率の開示を求めると発言されていました。「開示率を求めるだけではどうなのか?」「大企業では既に可能なところは実施しているのでは?」「中小企業が大半なんですけど?」といったようなコメントがSNSやネット上で見受けられました。それよりも官公庁や独法のテレワーク実施率向上・開示が先なんじゃないでしょうか。「官公庁が満足に出来てないクセに(以下略)」的な意見が多く出てきそうです。窓口業務や現業部門的要素のある業務もあるので、一律に移行出来ないとは思いますが、実施率の開示はまず行うべきではないでしょうか。

 この件に関して、「行政ネットワークが複数存在するが故に、単純にテレワーク移行というわけには行かない」という興味深い意見がありました。LGWANとインターネット接続系ネットワークが分離されているという点でしょうか。(国の場合はLGWANではないですが)

 「これら複数のネットワークをテレワークで使うためにどうするか?」という問題があるのでしょう。流石に複数台PCを使うというのは現実的ではないですね。(^^;

 そう言えば、以前「情熱大陸」で登大遊氏がどこかの省庁向けにテレワークが実施出来るようにシステムを組んだというような話が取り上げられてたような気がするのですが、記憶違いだったらすみません。

 なので、決して出来ない話ではないと思うんです。まずは、官公庁自身が率先して手本を示すということではないでしょうか。