みずほ銀行ATM障害と印紙税
こんばんは。今回はみずほ銀行ATM障害に関する話題の続きになります。こちらは朝日新聞デジタルの記事からです。
有料記事なので全て読めていませんが、今回のATM障害が発生した遠因の一つとして、印紙税の影響があるとの記事です。紙通帳がある場合、1口座につき年間200円の印紙税がかかります。これが利用者数分の通帳があると、かなりの額になってきます。
そのようなこともあり、各行Web通帳への移行を推していますね。これは印紙税がかからないため、少しでも銀行の負担を軽減させたいという狙いもあると推測出来ます。
それだけ重くのしかかっているんでしょうね。銀行にとっては。超低金利で収益構造を早急に見直さないといけない事情があるわけですね。
それが今回の障害発生の遠因になったようです。税務署への申告は4月。その時点での基準になるので、3月中に紙通帳を減らすことが出来れば納税額も抑えらえる…。ということは、「2月中にやってまえ~!」というような命令が出たのかもしれません。
そこに月末処理と休日の処理と2月末日のうるう年ではない年の処理などが重なったことで、メモリ使用率が大幅に上がってしまった…というオチのようです。
「いろんなことを一気に詰め込み過ぎてやらかした」というのが真相のようです。全くお後が宜しくないですね…。orz
IIJmio新料金プラン発表でファミリーシェアプランからの移行を考える(本編・その1)
こんばんは。前回の続きになります。こちらが前回の記事になります。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
現在、ファミリーシェアプランを契約しています。以下の3種類のSIMを契約しています。
2. でSMS対応のSIMを使っているのには理由があります。iPadではSMS利用不可なのでSMS対応SIMを利用する意味はありません。
では何故使っているかというと、「iPhone用音声SIMではdocomo回線を使用しているので、回線冗長化を鑑みてau回線を使いたかったため」です。
「それなら、au回線のデータ通信専用SIMを契約すればいいのではないか?」という話になるのですが、タイプAではデータ通信専用SIMが存在しません。そのため、SMS対応SIMを使っています。タイプAではタイプDのデータ通信専用SIMと料金が一緒(SMS利用に対して追加料金を取られない)という理由もあり、こちらを使っています。
現プランではこのような料金体系になっています。これが新プラン(ギガプラン)では、SMS対応SIMの料金はタイプD・タイプA共通になっています。値下げされていることには変わりないのですが、割高感が拭えません。
とは言いながらも、メリットがないわけではありません。
「昼休み時間帯(12時台)の通信状態がタイプDよりもいい」
この点は捨てがたいです。解約してしまうのも惜しいですし、保険として維持しておきたいという気持ちもあります。そこが悩ましい点でもあります。
SMS対応SIM(タイプA)を残す場合と残さない場合の移行案を以下のように考えています。まずは残さない場合
【SMS対応SIM(タイプA)を残さない場合】
この場合、SMS対応SIM(タイプA)の契約を解除して、eSIMに移行する形になります。
次はSMS対応SIM(タイプA)を残す場合についてです。
【SMS対応SIM(タイプA)を残す場合】
この場合の問題点として、以下の4点があります。
- ノートPCでSMSが使えないので無意味
- データ通信専用SIMより月70円料金が高い
- 現在nanoSIMなので、MicroSIMに変更するかアダプターが必要
- アダプターを使った場合の物理的故障が心配
逆にメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
これらの点を踏まえて、この3枚のSIMをどう移行させるか?をもう少し検討してみます。
因みに、現状のファミリーシェアプランでは12GBを3台でシェアする形です。同一容量で移行するとした場合の試算を以下に記します。
【現行プラン】
2,560円+音声SIM利用料700円=3,260円
【新プラン】
- 音声SIM(8GB)1380円+eSIM(2GB)400円+データ通信専用SIM(2GB)680円=2460円
- 音声SIM(8GB)1380円+eSIM(2GB)400円+SMS対応SIM(2GB)750円=2530円
- 音声SIM(8GB)1380円+SMS対応SIM(2GB)750円+データ通信専用SIM(2GB)680円=2,810円
いずれにせよ安くなることは確実です。こうしてみると、iPadのSIMはeSIMに移行した方がいいことは間違いないですね。
さて、これを一気に倍の24GB利用するように変更するとなると、以下の2通りを想定しています。
【24GB契約する場合】
- 音声SIM(20GB)1880円+eSIM(2GB)400円+データ通信専用SIM(2GB)680円=2960円
- 音声SIM(20GB)1880円+eSIM(2GB)400円+SMS対応SIM(2GB)750円=3,030円
1,2いずれの場合でも料金は現状よりは下がることは確定です。データシェア機能の提供は6月からだそうなので、一時的に不便になるかもですが。(^^;
因みに、iPadの空いた物理SIMには楽天モバイルのSIMを挿す予定でいます。こうすることで、iPadでSMSをRakuten Linkを使って受けられますし、通話もiPhoneから出来そうです。それに、普段はeSIMでデータ通信を行えば、楽天モバイルの通信量を1GB以内に抑えることは十分可能と見ています。
まだ検討中ですが、詳細はIIJmioの新プランのページを御参照下さい。<(_ _)>
みずほ銀行ATM障害は定期預金のデータ移行と月末処理が原因
こんばんは。2月28日に発生したみずほ銀行ATM障害に関してです。ATMを利用するために通帳やキャッシュカードを入れると、取り込まれたまま出て来なくなったそうです。以下の記事はlivedoor.comからです。
出て来なくなってATM備え付けの電話で連絡を試みたが、誰も出て来なかったために長時間足止めを喰らったという話もあります。後から来る利用客にも「現在使えません」とボランティア的に対応したそうです。
この障害は全国規模で発生したようでした。あちこちでキャッシュカードや通帳を吸い込まれたままの利用者が大量に発生した模様です。
今回の原因は、定期預金のデータ移行と月末処理が重なったことによるものだそうです。Web通帳への移行やうるう年ではない2月28日の処理なども影響したのではないかという推測もあります。
「吸い込まれたキャッシュカードや通帳は後日返却する」という話ではありますが、どういう形で返却するのかはまだはっきりしていないようです。さすがに「最寄りの支店まで足を運んでくれ」は厳しいのではないでしょうか。平日9時~15時に窓口に行ける人は限られるでしょうし。
さて、これからどうなるのか引き続きウォッチして行きます。
前橋市の外郭団体でマイナンバー情報漏洩
こんばんは。みずほ銀行ATM事件やIIJmio新料金プランの続きに関しては、近日中に書いてみる予定です。少々お待ち下さい。<(_ _)>
今回気になったネタはこちらです。前橋市まちづくり公社での情報漏洩事件です。こちらはcybersecurity-jp.comからの記事です。
約700名のマイナンバーデータ等を紛失したそうです。一番漏れたら拙いとされるマイナンバーを記録したUSBメモリが行方不明だそうです。
ここもいろいろとツッコミどころがあります。
- USBメモリに個人情報を書き込んでいたという点
- USBメモリに簡単に書き出せるような情報管理体制
- 個人の引き出しに重要なデータが記録されたUSBメモリが保管されていた点
- 端末間のデータのやり取りにUSBメモリが使われていた点
- 「職員の教育から情報保護体制の整備」が対策だという点
USBメモリを使っている点で情報管理としてはかなり問題ではないでしょうか。遅かれ早かれ問題は起きていたと考えられます。年末調整用端末とマイナンバー取扱用端末のネットワークが物理的に分離されていたのではないかと推察します。そこでUSBメモリを使ってデータ受け渡しをしていたのだろうと考えられます。
これも「ネットワークを閉じていれば大丈夫」という思考停止した事例でしょう。近視眼的な物理的セキュリティにしか意識が回ってなくて、実はとんでもない大きな穴を開けて運用しているということを誰も指摘出来なかった(気づかなかった)ということでしょうか。
USBメモリを個人の引き出しに保管しているという点も危機管理がなってないというのもあります。こういうものは別途鍵のかかる金庫などに補完すべきでしょう。少なくとも。本来なら、複数のネットワークを物理的に統合して、VLANで論理的に分割し、FWやルータなどでアクセスコントロールするところですが、片方がLGWANだったりとかで、勝手に出来ないとかいう事情もあったのかもしれません。
個人的に気になっているのは、最後の項目です。「職員の教育から情報保護体制の整備」は、もしかすると、「金のかかるシステム的対応はしない」と明言しているのではないか?と勘繰ってしまいます。本当に大事なのはそこなんじゃないかと考えます。人が行う作業というのは、どうしてもミスを起こすことは避けられません。システマティックな対応を行うことが本来の意味での改善につながるはずです。職員の教育だけでなんとかなるという代物ではないはずです。精神論は令和の時代にはふさわしくありません。昭和の遺物として置いてくるべきではないでしょうか。
IIJmio新料金プラン発表でファミリーシェアプランからの移行を考える(予告編)
こんばんは。日付が変わりましたので、昨日の話になりますが、IIJmioが新料金プランを発表しました。かなりシンプルなプランになり、大幅値下げとなりました。詳しくはこちら。
詳しくは今週中に改めて書いてみます。取り急ぎ気になる点を挙げてみます。
- 音声SIM 2GBが780円
- 同20GBが1880円
- 音声SIMとSMS対応SIMとデータSIMの料金差がかなり小さくなった
- データ通信専用物理SIMに比べてeSIMが安い
- 音声SIMやSMS対応SIMとeSIMをグループ化出来る
- ファミリーシェアプランがなくなった
といったところでしょうか。最も注目しているのは「eSIMの料金が安い」というところでしょうか。このへんがフルMVNOの強みでしょうか。
本編で詳しく書いてみようと考えているのが、ファミリーシェアプランからの移行です。どう組み合わせるのがベストなのかをあれこれ考えてみます。複数枚のSIMを契約している方にとっては、たいへん悩ましい問題かと思います。新料金プラン表を見ながらもう少し検討してみます。<続く>
BIGLOBEモバイルが現行プラン値下げを発表
こんばんは。あれこれ書きたいネタはあるのですが、追いついていません。<(_ _)>
今回はBIGLOBEモバイルが現行プランの値下げを発表したという話題を取り上げます。以下は同社ページです。
音声通話SIMに関するプランに関して大幅値下げを実施したようです。3GB 1200円という設定になっていて、こちらは400円値下げになっています。これで、今までMVNO各社の標準となっていた「音声通話SIM 3G 1600円(税抜)」という基準が崩れてきました。1GB 980円というのも他社をかなり意識したものになっているようですね。
(しかし、楽天モバイルの「1GBまでなら無料」には太刀打ち出来なさそうです。この場合、楽天モバイル的には「自社回線エリアが狭い」という致命的欠点を持っているという問題がありますが。(^^;)
ここで「12GB以上御利用の方」がまだ報じられていません。ここは他社の様子見という面もあるのかもしれません。どうも今までの流れ的に「20GB 1980円」という流れがMVNO各社としての基準料金となっている感があります。その点を意識してきたのだろう気がします。その点を踏まえてどうするのか?というあたりが内部的に詰まってないのかな?という風に受け止めてます。
合わせて、エンタメフリーオプションも480円→280円に値下げしてきてますね。この点も他社との差別化にしようとしているのではないかと考えられます。
さて、24日にはIIJmioが新料金プランを発表すると公表しています。さて一体どうなるのでしょうか。個人的にはeSIMやシェアSIM(ファミリーシェアプラン)やダブルキャリア等の強みを活かしたプランとして発表してほしいという期待があります。
この点についても発表後に書いてみることにします。
iPadに最適なデータ通信プランを検討中です
こんばんは。ahamo、povo、SoftBank ON LINE等3大キャリア各社から新料金プランが発表されました。また、楽天モバイルからも段階性新料金プランが発表されました。MVNOからはmineoやOCNモバイルONEから新料金プランが発表されました。同じMVNOのIIJmioからも24日に新料金プランが発表されるという話になっています。
各社新料金プランを眺めていて感じるのは、あくまで主回線スマホ想定の料金プランであるという点です。iPadをはじめとするタブレットやPCで使う場合にはどうもそぐわないなという印象でした。というのも、いずれのプランも複数枚のSIMでデータ量をシェアすることを想定していないという点です。通話機能がないタブレットやPCを使うのにわざわざこれらのプランを契約するのは二の足を踏んでいます。それに、スマホ1台で20GBも消費することはないと考えています。こう言うと「タブレットやPCはスマホでテザリングすればいいんじゃないの?」という話になることがあります。
確かにそれでもいいのかもしれません。ただ、その場合、スマホとタブレット両方のバッテリーの残量を意識しないといけません。テザリング使用時にかなりスマホ側のバッテリーを消費するという問題があります。スマホのバッテリーを温存しておきたいというのもあります。
他には回線冗長化という側面もあります。現状ではファミリーシェアプランを1人で契約しています。iPhone SE 2をIIJmioタイプD(docomo回線)で、iPad mini 5をタイプA(au回線)で利用しています。「どちらかの回線で使えればいいかな」という狙いもあります。
そのような理由もあり、各社魅力的なプランはあるものの、タブレットやPCを利用するためにデータ通信量を複数SIMでシェア出来るプランということで、IIJmioのファミリーシェアプランを契約しています。データシェアプランということで、SoftBankやauやY!mobileなども提供していますが、docomo回線とau回線を混在させて契約するということはダブルキャリアorトリプルキャリア対応のMVNOでないと不可能です。
そうなると、他に思いつくのはBIGLOBEモバイルになってきます。こちらはIIJmioに比べると若干高くなってしまいます。
いずれも新料金プランが発表されていないので、もう少し様子を見てから判断します。「複数キャリアの回線を利用しつつ、契約データ容量を複数端末でシェアする」という使い道はMVNOの大きなセールスポイントになるんじゃないかと思っています。(ただ、複数端末を持っているユーザーはそれほどいないでしょうし、ましてや複数キャリアの回線を使おうとするユーザーがどれだけいるのかというのは未知数ですが。(^^;)