ISDN終了まで引っ張ることを考慮して…なルータ
こんばんは。今回はISDN対応ブロードバンドルータのネタです。NTT東西が2020年から段階的に2025年までにISDNを廃止するというアナウンスがありました。これも状況によっても変動する可能性があります。
しかし、なかなか他の回線に置き換えることが出来ず、そのままズルズルと使っているケースもあるかと思います。最後まで引っ張ろうとして、途中でISDN対応ルータが壊れてしまったらどうするかという問題が残ります。新品ISDNルータ自体が市場にあまり出回ってないのが現実です。運良く中古品が見つかればいいですが、そうでなければ万事休すですね。
そこで、impressの記事です。
実質的な値上げの模様です。原材料や製造コストの上昇も影響しているようです。需要が少なくなりつつあるISDN対応ルータを提供するためのコストも加味されているのでしょうね。
ISDN回線の用途として考えられるのは、リモートメンテナンス用回線として使われているケースでしょうか。コールバックで接続したり、メンテナンス時だけ回線を接続するとか、様々な形で利用されています。
インターネットVPNやIP-VPNで接続するという方法も考えられますが、一工夫が難しい場合もあるのだろうと推測します。どうするかを考える時間も必要でしょうし、代替回線を導入する場合の設計という問題もあろうかと思います。
ギリギリまで引っ張る場合は、NVR500を予備機として早めに押さえておく方がいいのかもしれませんね。(^^;;
IoT機器が踏み台にされまくっている様子
こんばんは。今日は踏み台にされたIoT機器が攻撃に利用されているネタです。このへんの話は以前からもありましたね。IoT機器のセキュリティ対策の甘さに付け込んで踏み台に利用する攻撃はありました。23/tcpが開いていることにより、不正アクセスされて攻撃に加担するということはありました。
以下はScanNetSecurityの記事です。Miraiに感染した場合とは傾向が異なるようです。今回は5358/tcpへのアクセスが特徴だそうです。
で、「5358/tcpってなんだろう?」と思って、ちょっと調べてみました。WSD(Web Service for Devices)だそうです。プリンタなどとhttp(https)で通信するためのサービスのようです。
WSDとして利用するポート(5357/tcp,5358/tcp:前者はhttp、後者はhttps)に対してAPIの脆弱性を狙って、リモートでコードを実行されるという注意喚起がマイクロソフトから出ていました。これを狙った攻撃なんでしょうね。
マイクロソフト セキュリティ情報 MS09-063 - 緊急
こちらにも載っています。Security NEXTの記事です。
パスワード設定がザルなネットワークカメラやルータを踏み台にして攻撃を仕掛けるそうです。こちらには32/tcpと3232/tcpと19058/tcpに対する攻撃が見受けられると書かれています。これらはMirai亜種による攻撃ではないかと判断されています。
今までIoT機器への23/tcpへの不正アクセス、そしてこれらの機器がマルウェアに感染させられて、ボットとして動作するといった報告は何度かありました。特に家庭用に使われるネットワークカメラや、ブロードバンドルータを購入時そのままの状態でインターネットに接続してしまうことで問題を引き起こすことが多いようです。最低限初期パスワードは推測されにくい文字列に変更し、使用しないサービスは停止しておくことは欠かせません。ブロードバンドルータの場合は、設定画面はLAN内からのみアクセス出来るようにします。外部から管理画面へアクセス出来るような設定がなされている場合は無効化しておくことを強くお勧めします。
これはIoT機器ベンダの方々向けになりますが、少なくとも23/tcpがデフォルトで開いたままの出荷は避けていただけましたら幸いです。ユーザ自身が塞ぐことはかなり厳しいでしょうし、そもそも開いていること自体に気づかないだろうと思われます。(それ以前に「23/tcpって何?」レベルかもしれませんが)
小ネタ3題
こんばんは。今日はタイトルにもありますように、小ネタ3題書きます。
まず、最初はこちら。
1. 名寄市立大学webサーバが無事復旧していた
こちらはフォロワーさんに教えていただきました。昨日の段階でwebサーバが動いていたようです。DNSサーバからも応答が返ってきました。同大学のHP内に今回の障害に関する記述は見つかりませんでした。一体何があったのかはたいへん気になりますが、知る由はなさそうです。
続いてはこちらです。
2. Cisco製品IOSの脆弱性発見
こちらはZDnetからの記事です。WikiLeaksが公開した情報によるそうです。
記事によると、OS内のクラスタ管理プロトコル(CMP)のコード内に脆弱性が発見されたとのことです。telnetに実装されているCMP固有のオプションを不正使用すると攻撃が成立するのだそうです。(詳しくは上記記事を御参照下さい)
現状では、「telnetを無効化すれば一部の攻撃は回避出来るが、特に回避策はない」のだそうです。となると、telnetを全部禁止して各スイッチにコンソールログインするというのも非現実的ですよね。
Ciscoとしてはセキュリティアップデートをリリースする予定だとのことです。これ、大規模ネットワークだとアップデートをインストールする手間もさることながら、「何か不具合があったら、巻き戻す手間が…」と考えると躊躇しますよね。(^^;;
この問題をどのように受け止めているのかは立場によって変わってきそうです。深刻に捉えている人が少ないんじゃないかという懸念は残りますね。
3. 新iPad3/25発売開始など
昨日Appleから発表がありましたね。9.7インチモデルの新iPadが3/25に発売されるそうです。iPad Air 2後継機扱いとのことです。(iPad Air 2は販売終了になりましたね)
マイナーチェンジ感は否めませんね。薄型化を極めるのではなく、プロセッサの性能向上とバッテリーの容量増という風に、実用面での性能向上を図る形にシフトしてきました。iPad mini 4もそうなんですけど、価格を下げて買いやすくするという方向なんですね。タブレットが売れないという傾向はOSを問わずありますので、高級感云々よりも、手が届きやすいとされる価格帯に抑えたというところなのでしょうか。
新iPadはWi-Fi128GBモデルで48,800円、Wi-Fi+セルラータイプで63,800円ですから、一時期の円安基調時の価格を考えるとかなり下がった印象があります。
そして、iPad miniですが、iPad mini 2とiPad mini 4 32GBが販売終了になり、iPad mini 4 128GBのみの販売になりましたね。先ほどもちらっと触れましたが、Wi-Fiモデルが7,000円、Wi-Fi+セルラーモデルが6,000円下がりました。後者で60,800円になりましたので、MVNOの格安SIMと組み合わせることで、コストを抑えた運用が出来ます。
もう一つ。iPhoneSEですが、こちらは16/64GBモデルから32/128GBモデルと、容量倍増・価格据え置きとなりました。32GBモデルは44,800円、128GBモデルは55,800円と、128GBであれば容量的な不安もありませんので、価格的にもSIMフリー版も視野に入ってくる方も多いのではないでしょうか。
VAIO S11 LTE対応モデル用のSIMを検討する(各論編)
こんばんは。昨日に引き続いて、LTE対応ノートPC用に適したSIMについて検討してみたいと思います。「キャリアのSIMよりも格安SIMの方が安いのでいい!」と書きました。
そこで、参考までにdocomoのデータ通信専用の月額料金を調べてみました。
こちらの「データプラン(スマホ/タブレット)」では、定期契約ありで月額1700円になっています。いわゆる2年縛りというやつですね。参考までに、定期契約なしですと3200円となっています。これにspモード利用料が月額300円かかりますので、月額2000円になります。これに加えて、パケットパックの契約が必要になります。データSパックの場合、2GBで月額3500円です。データMパックの場合は5GBで月額5000円、シェアパック10の場合は10GBで月額9500円となっています。(さらに大容量のプランもありますが、ここでは省略します)
仮に2GBで抑えるとすると、docomoの場合で最低5500円かかることになります。「使用頻度を考えた場合、費用対効果はどうなのか?」というお話になります。外でのLTE利用は補助的なものと考えると、昨日も書きましたように、データ通信専用3GBプランで十分ではないかと思います。(900円前後で済みますしね)
大手MVNO各社についてSIM追加容量シェアプランの料金を調べてみました。ただし、各社共データ通信専用プラン(SMS機能なし)について調べています。
OCNですが、3GBで1100円になっています。そして、SIM追加料金は月額450円/枚になっています。最大5枚まで契約可能です。
IIJmioですが、こちらは3GBで月額900円です。追加SIMは1枚当たり月額400円になっています。他社では小容量プランでは追加SIMが契約出来ないケースが多いですが、IIJmioの場合はミニマムスタートプラン(3GB)も、ライトスタートプラン(6GB)も利用可能なところがポイント高いです。ほとんど通信しないケースであれば、ミニマムスタートプランで十分かと思います。
BIGLOBEですが、こちらはライトSプラン(6GB)と12GBプランがシェアSIMに対応しています。データ通信専用SIMでは、1枚当たり月額200円で追加SIMの発行が可能です。ライトSプランで最大2枚、12GBプランで4枚ということですから、前者で利用時にはノートPC用に追加すると、タブレット追加時には12GBプランに変更しないといけないことになります。そのへんも含めて慎重に検討数必要がありそうです。
シェアSIM | 格安SIM / 格安スマホ | BIGLOBE SIM
mineoですが、こちらはシェアプランとしては提供していませんが、複数回線割があります。こちらを上手に活用すると良いのではないかと思います。小容量のプランもありますので、組み合わせ方によっては安く抑えることが出来そうです。
他にエキサイトモバイルですが、こちらはプランを問わず標準で3枚までSIM利用が可能です。因みに、定額プラン3枚コース3GBでは1680円です。3枚フルに使うのであればアリかと思います。オプションとしてさらに2枚追加可能で、最大5枚使えます。その場合の追加SIM利用料金は月額390円です。
結論ですが、「新規に契約するのであれば、3GBコースを選択する限りは900円(税抜)でほぼ横並び」「追加SIM契約をするのであれば、可能な事業者は限られている。ただし、追加回線契約でもオプションの組み合わせ方で同等のサービスが受けられます。現在MVNOを使っておられるか、使っておられないかで状況が変わってきます。御参考になりましたら幸いです。
VAIO S11 LTE対応モデル用のSIMを検討する(概論編)
こんばんは。昨日は名古屋日帰り旅行でしたので、移動中の特急車内でAC電源コンセントがない不便さについて書きました。今日はLTE対応ノートPC向けのSIMについて少々考えてみたいと思います。
迷わずデータ通信専用格安SIMだ!
さて、LTE対応ノートPCを買ったはいいものの、SIMを挿さないと自宅外のWi-Fi環境のない場所ではインターネット接続出来ません。(当然ですね(^^;)
当たり前ですが、ノートPCにSIMはついてきません。となると、携帯電話キャリアと契約してSIMを入手する必要があります。
ここでのポイントは「MVNOの格安SIMで十分」ということです。スマホと違って通話するわけではありませんので、音声対応SIMは不要です。それにSMSも使いませんので、SMS機能付きデータ通信用SIMも不要です。
必要最小限のことが出来ればいいので、最もシンプルなデータ通信用SIMでOKです。
3GB程度のデータ通信用格安SIMで無問題
ノートPCでLTE通信する頻度はさほど高くないと思いますので、わざわざdocomoやauやSoftBankの大手携帯電話キャリアのSIMを高い金払ってまで使うこともないと思います。
新たに契約するのであれば、MVNOが提供する最大3GB程度のデータ通信用SIMで割り切ってしまっていいと思います。スマホの場合はサポートを必要とする場面も多いでしょうから、自力でなんとか出来ない人にとっては、大手携帯電話キャリアと契約する方が無難です。
しかし、タブレットやノートPCのように、音声系の利用がない場合はMVNOの格安SIMの方がいいと思います。普通、これらの機器はメインで使うわけではなく、サブ機として使うことが多いはずです。となると、使えない場面が出てきても、そこまでシビアに考えなくてもいいことになります。
ですので、携帯電話キャリアの手厚いサービスは必要なく、MVNO各社のデータ通信用SIMで十分かと思います。後者の場合、縛り期間はせいぜい1~2ヶ月程度(契約月か、長くて契約月の翌月まで)ですので、「他のMVNOに替えたい」ということが比較的しやすいかと思います。
選ぶ際の注意としては、「低速オンリーのSIMはストレスが溜まるので不向きだ」というところでしょうか。月450円程度の料金ですが、せっかくのLTEでの高速通信が利用出来ないのは勿体ないです。
既にMVNOの格安SIMを使っている場合は、現行プランでSIM追加という方法がベターです。新たに追加するとなると、上述のように3GBデータ通信専用のSIMだと900円が相場になっているようです。が、SIM追加だと最大500円程度の追加出費で済みます。中には無料で追加出来るMVNOもあるようですので、現在お使いのMVNOに確認されることをお勧めします。
どのプランでも複数枚のSIMを契約出来るMVNOもありますが、ある容量以上の契約でないと追加出来ないMVNOもありますし、そもそもSIMを追加するという概念のないMVNOもありますので、念のため確認された方が無難です。
今回は概論に終始しましたが、明日以降各論に入って行く予定です。
近鉄特急や名鉄快速特急ミュースカイなどにAC電源コンセント設置を
こんばんは。今日は早朝からアーバンライナーに乗って名古屋に行ってきました。予定を変更して、JRや私鉄有料特急にAC電源コンセント設置をお願いしますというお話にします。(VAIO S11 LTE対応タイプに挿す格安SIMに関するお話は明日以降に)
と、こうして書いている現在も、21:00名古屋発のアーバンライナー車内でiPad mini 4で書いているところです。(^^;;
本来ならVAIO S11で書きたかったところなのですが、アーバンライナーのレギュラーシートではノートPCを広げるだけのスペースがないんですね。テーブルが前の座席についているタイプではなく、肘掛けにしまわれていて取り出すタイプなので、ノートPCを広げるには小さ過ぎるという事情もあります。(^^;;
おまけに2時間強乗ってる間充電が出来ないというのもつらいですから、今回は持参しませんでした。話は逸れますが、アーバンライナーにもAC電源コンセントを設置してもらえないでしょうか?>近鉄さん
名阪甲特急で2時間強、名阪乙特急で2時間20分ほど。結構バッテリー消費もしてしまいます。新幹線も通路側・中央の席以外はAC電源コンセントは使えますし、サザンプレミアムもついてます。2時間乗車していると、AC電源は確保したいですよね。スマホのバッテリーも不安ですよね。(^^;;
余談ですが、名鉄快速特急ミュースカイは車内でWi-Fi環境が提供されてますね。確かにありがたいのですが、バッテリー充電の方が需要がありそうなので、AC電源コンセントの提供がありがたいです。
ただ、中部国際空港駅ー名鉄名古屋駅間は30分弱ですから、そんなに充電出来ませんけど、「スマホのバッテリーが危ないから、充電代と割り切って、ミュースカイ(または特急特別席)に乗るか。」という需要も少なからずありそうな気はします。是非鉄道会社の方々には御検討のほどお願いいたします。m(_ _)m
VAIO S11 LTE対応モデルを購入しました(2)
こんばんは。今晩も遅くなってしまいましたので、部分的に書いてみることにします。VAIO S11そのものは、Wi-FiモデルとWi-Fi+LTEモデルの2種類あります。今回はLTEモデルに関係する部分について書きます。
今回購入した理由は、「テザリングやワイヤレスルータを使わずにWindowsノートPCだけでインターネットに接続したい」でしたので、LTEモデルに絞りました。(ピクセラのLTE対応USBドングルも捨て難かったのですが、無くす不安がありましたので。(^^;)
たまたま手元にIIJmioファミリーシェアプランで契約していたmicroSIM(データ通信用)が1枚ありましたので、これを使うことにしました。結論から先に言いますが、VAIO S11で使う分にはSMS機能は必要ないことが確認出来ました。
スマホやタブレットでMVNOのデータ通信用SIMを使うと、アンテナピクト問題やセルスタンバイ問題が発生するということが話題になったことがありました。(最近はそのような問題が解決された端末も増えているようです)
少なくともVAIO S11ではちゃんとアンテナバーも立っていることを確認しました。きちんとLTE経由でインターネット接続が出来ましたので、問題ないようです。長時間稼働していないので、バッテリーの消耗度合いまでは確認出来てません。(^^;
本体へのSIM挿入自体は比較的簡単で、裏面の差し込み口に入れるだけでした。設定に関しては、デスクトップ画面の歯車アイコンの「設定」をクリックします。「Windowsの設定」から「ネットワークとインターネットの設定」を選択します。ここから「携帯電話」を選択します。右側に表示されている「携帯電話2」をクリックし、「詳細オプション」をクリックします。
そうすると、「携帯電話会社の設定」の下に「インターネットAPN」「インターネットAPNの設定」の項目が表示されます。ここで「インターネットAPNの追加」をクリックします。ここで、「プロファイル名」「APN」「ユーザー名」「パスワード」「サインイン情報の種類」「IPの種類」を指定した後に「保存」をクリックすることで使えるようになります。(設定の詳細は明日以降書きます)
SIMの選択については、明日以降に書きますので少々お待ち下さい。