NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

VAIO S11 LTE対応モデル用のSIMを検討する(各論編)

  こんばんは。昨日に引き続いて、LTE対応ノートPC用に適したSIMについて検討してみたいと思います。「キャリアのSIMよりも格安SIMの方が安いのでいい!」と書きました。

 そこで、参考までにdocomoのデータ通信専用の月額料金を調べてみました。

www.nttdocomo.co.jp

 こちらの「データプラン(スマホ/タブレット)」では、定期契約ありで月額1700円になっています。いわゆる2年縛りというやつですね。参考までに、定期契約なしですと3200円となっています。これにspモード利用料が月額300円かかりますので、月額2000円になります。これに加えて、パケットパックの契約が必要になります。データSパックの場合、2GBで月額3500円です。データMパックの場合は5GBで月額5000円、シェアパック10の場合は10GBで月額9500円となっています。(さらに大容量のプランもありますが、ここでは省略します)

 仮に2GBで抑えるとすると、docomoの場合で最低5500円かかることになります。「使用頻度を考えた場合、費用対効果はどうなのか?」というお話になります。外でのLTE利用は補助的なものと考えると、昨日も書きましたように、データ通信専用3GBプランで十分ではないかと思います。(900円前後で済みますしね)

 大手MVNO各社についてSIM追加容量シェアプランの料金を調べてみました。ただし、各社共データ通信専用プラン(SMS機能なし)について調べています。

OCNですが、3GBで1100円になっています。そして、SIM追加料金は月額450円/枚になっています。最大5枚まで契約可能です。

service.ocn.ne.jp

 IIJmioですが、こちらは3GBで月額900円です。追加SIMは1枚当たり月額400円になっています。他社では小容量プランでは追加SIMが契約出来ないケースが多いですが、IIJmioの場合はミニマムスタートプラン(3GB)も、ライトスタートプラン(6GB)も利用可能なところがポイント高いです。ほとんど通信しないケースであれば、ミニマムスタートプランで十分かと思います。

www.iijmio.jp

 BIGLOBEですが、こちらはライトSプラン(6GB)と12GBプランがシェアSIMに対応しています。データ通信専用SIMでは、1枚当たり月額200円で追加SIMの発行が可能です。ライトSプランで最大2枚、12GBプランで4枚ということですから、前者で利用時にはノートPC用に追加すると、タブレット追加時には12GBプランに変更しないといけないことになります。そのへんも含めて慎重に検討数必要がありそうです。

シェアSIM | 格安SIM / 格安スマホ | BIGLOBE SIM

 mineoですが、こちらはシェアプランとしては提供していませんが、複数回線割があります。こちらを上手に活用すると良いのではないかと思います。小容量のプランもありますので、組み合わせ方によっては安く抑えることが出来そうです。

mineo.jp

 他にエキサイトモバイルですが、こちらはプランを問わず標準で3枚までSIM利用が可能です。因みに、定額プラン3枚コース3GBでは1680円です。3枚フルに使うのであればアリかと思います。オプションとしてさらに2枚追加可能で、最大5枚使えます。その場合の追加SIM利用料金は月額390円です。

bb.excite.co.jp

 結論ですが、「新規に契約するのであれば、3GBコースを選択する限りは900円(税抜)でほぼ横並び」「追加SIM契約をするのであれば、可能な事業者は限られている。ただし、追加回線契約でもオプションの組み合わせ方で同等のサービスが受けられます。現在MVNOを使っておられるか、使っておられないかで状況が変わってきます。御参考になりましたら幸いです。