群馬大学病院の患者・家族への電子カルテ公開は吉と出るか凶と出るか
こんばんは。今回は群馬大学病院での患者と家族への電子カルテを来年1月から公開するという話題です。NHKニュースの記事からです。
情報公開の一環で、患者に安心してもらおうという発想なのだろうと推察します。それはいいとして、ここでは情報セキュリティ的観点で考察してみます。
この記事には「患者や家族が自由に閲覧出来るシステムを導入する」とあります。この場合、「自由に閲覧出来る」をどう解釈するかで大きく変わってきそうです。
この場合、以下のように2通り考えられそうです。
- 患者または家族向けに院内限定でタブレットを貸し出して閲覧してもらう
- 院外でもアクセス出来るように、IDとパスワードを患者や家族に払い出す
前者が妥当なところだと考えます。後者だと、情報セキュリティ面の管理負担がかなり大きくなりそうです。(というか、実質的に運用は不可能なのではないかと推察します)
この点についても、続報がありましたら書く予定ですのでお待ち下さい。