監視カメラが全国各地で不正アクセスされまくり
こんばんは。今回はWebカメラネタです。先日、埼玉と千葉でWebカメラが不正アクセスされるという事件がありました。実はその後も全国各地で同様の不正アクセスが起きていたというお話です。共同通信の記事からです。
必ずしも官公庁だけに限ったお話ではないようです。東京電力の例などは、新聞記者の取材があるまで気づかなかったというあたりがお粗末です。この例からしても、Webカメラ設置はベンダ任せで、とりあえずインターネット接続回線を用意してWebカメラをつないでおけという風に安直に考えていたのでしょう。Webカメラはサーバ機器ではないという軽い意識なんでしょうね。
そもそもインターネット上に一般公開するつもりのないWebカメラも多かったと記事にはあります。しかし、「遠隔で監視するためにはインターネットに接続しないといけない」という思い込みがあるんでしょうね。公開したくないのであれば、通信事業者が提供するIP-VPNサービスを使って接続すればいいんじゃないでしょうか。そういう提案もないし、ユーザ側にもそういう発想がないんだろうという気もします。
有線・無線問わず通信事業者(MVNOを含む)の皆様、これはチャンスではないでしょうか。「インターネットとの接点を持たないIP-VPNですから安心です!」という触れ込みで営業をかけてみてはいかがでしょうか?
これだけあると、官民問わずユーザ側の組織のITリテラシーが低いという話でもあるんでしょうかねぇ。