こんばんは。以前から噂のあったYAMAHA製L3スイッチがリリースされました。個人的に気になっていましたので、今回取り上げてみました。
Cloud Watchでは全般的な説明がなされてました
小規模NW向けなんじゃないかと思いながら、各社の記事を読んでみました。まずはimpressの記事です。
SWX3100-10GとSWX3200-28GT・SWX3200-52GTではターゲットが少々異なるようです。前者は小規模NW用、後者は大規模NW用という触れ込みです。前者はスタティックルーティング機能があるんだそうです。「小規模NWでそこまで要るんだろうか?RTX1210で十分事が足りるのでは?」と思いました。この記事だけではSWX3100-10Gを積極的に導入する理由が読み取れませんでした。
後者に関しては、ダイナミックルーティングやスタック化による冗長化が可能なんだそうです。これだけでは他社の製品を使っていて置き換えるメリットが見えてきませんでした。
L2スイッチであるSWX2300シリーズも同時にリリースされました。こちらはPoE給電と供給電力量が各ポート同時の場合でも15.4Wまで供給出来るようになったことがセールスポイントのようです。そして、スタック対応であることも書かれていました。
とWeb認証サポートも売りのようです。他にはメモリ使用量やトラフィック監視にも対応しているそうです。
ITproではvoice VLAN機能等について言及してます
こちらはITproの記事です。記事の分量自体は少なめでした。が、いくつか気になる機能に関して言及されていました。
ここにもありますように、「Voice VLAN機能」でしょうか。無線・有線問わずIP電話を別VLANにする機能のようです。このへんはRTX1210では賄えませんから、L3スイッチを導入するアドバンテージでしょうね。他に、pingとLLDPの組み合わせによる定期通信確認機能が書かれています。そして、Cloud Watchでもありましたように、「パフォーマンス監視」はなされているようです。
アスキーは死活監視と冗長化について図解入りで詳しく説明しています
こちらはアスキーの記事です。特に死活監視と冗長化に関する説明がイラスト入りで詳しく書かれています。
スタック可能台数に関して書かれているのは、アスキーのみのようです。現状2台、ファームウェアアップデートで4台まで可能になるそうです。(興味津々)
L3スイッチの冗長化について、VRRPとスタックによる2つの方法について記載されています。前者はSTPで、後者リンクアグリゲーションで実現しているとあります。
そして、WebGUIによる可視化機能についても言及されています。
最後は本家YAMAHAの記事です。
他の記事で紹介されていた内容はこちらに詳しく書かれていましたので、こちらを参照するのが間違いなさそうです。逸般の誤家庭向けや小規模事務所NWでどのように活用するのかを考えてみたいと思います。