NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

Ciscoが低価格無線AP市場に進出

 こんばんは。今日はCiscoが小規模店舗等向けに2万円台の無線APを発売する予定だというネタを取り上げます。impressの記事からです。

internet.watch.impress.co.jp

 Ciscoと言うと、中~大規模ネットワークを構築する際に、L2スイッチやL3スイッチや無線AP等のネットワーク機器が使われている印象があります。なので、インフラエンジニアの方々にとっては定番なのですが、一般層にはまだあまり馴染みがないというのが正直なところでしょうか。

 そこへ敢えて乗り込んでくることのは、現在の市場が新たに拡大することは難しいと捉えているのではないかと推測しています。一度構築してしまうと、5年ぐらいは更新しませんから、新規に大規模案件を開拓して行くのはたいへんだろうといったところなのでしょうか。

 そこで、今まで手を付けていなかった領域に進出しようという腹積もりなのでしょうね。中小規模だとYAMAHAが強いですし、もっと小さい個人経営の店だったりすると、Buffaloあたりが幅を利かせているのだろうと想像がつきます。そこに出て行こうとするのですから、従来のやり方では通用しません。そのへんも心得ているようで、極力シンプルに、そこまで詳しくない人でもどうにか出来るようにインターフェースも工夫されています。それでいて、今まで築いてきたCiscoのブランドイメージを棄損することのないクオリティ。そして、価格抑えめという。コストパフォーマンスのいい機器に仕上げたなという印象です。「これは本気で取りに来たな」と思えるクオリティ。他社もうかうかしていられないのではないでしょうか。

 今後が楽しみです。