【年末年始特別進行】NTPサーバの指定ってどうしてます?(2)
こんばんは。年末年始特別進行ということで、(この記事はいつもの時間帯ですがw)投稿タイミングや本数・内容などが少々変則的になっています。
さて、本題ですが、先日の記事「NTPサーバの設定ってどうしてます?」の続きを少々書いてみることにします。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
この記事では福岡大学のNTPサーバへのアクセスが半端ない話という話に絡めて、「(ネットワーク的に)近くのNTPサーバを設定しましょうね」というようなネタを書きました。しかし、どこに合わせればいいのか分からない場合もあるかと思います。
また、接続環境によってISPが変わる場合もありますよね。たとえば、自宅では有線LANまたは無線LAN経由で契約ISPと接続しているけど、外出先でスマホを使ってテザリングしてPCをネットにつないでいるといったケースも考えられます。この場合、接続しているISPが異なりますので、もし、自宅で使っているISPのNTPサーバを指定していたとすると、ISPによってはFWなどで自社ユーザ以外からの接続を拒否している可能性もあります。(その可能性の方が高そうです)
他に、公衆無線LAN経由で接続した場合もISPが変わることになりますよね。あと、ホテルなどの宿泊施設で提供されている有線LANや無線LANでも同様のことが言えますね。
となると、時刻同期の観点からは少々具合が悪いですよね。となると、何かPublicに提供されているNTPサーバを指定する必要がありますね。ntp.ring.gr.jpや、ntp.nict.jpあたりを指定しておくのが良いかと思います。両者共に不特定多数向けを想定しているようですし、設定方法なども公開されています。
後者に関しては、福岡大学の窮状を救うと明言されています。これが13年近く前の記事ですから、某T●-LINKの対応もいかがなものかと思う次第です。
NTPの負荷などについては改めて書いてみようかと思います。